第12話 ページ17
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「えっ、買い物ですか?」
昴さんに起こしてもらってトーストに目玉焼きをのせて食べていたら今日は買い物にいくらしい。
確かに日常品も下着も服もなにもないからな…
今だって昴さんの服借りてるもんね。
「ボウヤに話したら一緒に来てくれるそうだ」
「へぇ、コナンくんと私たちでお買い物ですね!」
楽しみで笑顔を浮かべれば昴さんがじっと私の顔を見てることに気付いた。
なんだろうと私も昴さんを見つめる。
「…口についてる」
「へ?」
昴さんが身を乗り出して私の口元を拭うように指でなぞる。
その感覚にどきどきした。
「流石に外に行くのに俺の服を着たら変か…」
「お兄ちゃんのおさがりだからこれで大丈夫!」
「…Aがいいなら構わないが」
どきどきを隠すように元気よく言えば仕方ないというように頷かれた。
コナンくんが見たら何か言われるだろうか…
でもこの服脱ぎたくないんだもの。
「昴さん、今日は手伝いますね!」
「俺が洗うからAは拭いていってくれ」
「はーい」
朝食を食べ終わって食器を片付ける昴さんに言う。
やった!やっと手伝える!
昴さんの隣で洗い終わる食器を拭いていくと楽しくて鼻唄を歌う。
「やっと手伝えて嬉しいのか?」
「はい!それにお買い物も楽しみです!」
「それは良かった」
洗い終わった手を拭くと私の頭を撫でてくれた。
私も全て拭き終えると昴さんの頭を撫でてみた。
「ふっ…ありがとう」
嫌がられるかと思ったら笑われてしまった。
それから食器をしまい終えたらチャイムが聞こえて昴さんが向かう。
「ぼくだよー!」
そう聞こえてコナンくんだとわかった。
そういえば博士の家に泊まったんだっけ…
中に通されたコナンくんが私の姿を見て固まった。
「昴さんの服借りたの」
「バーロー、見ればわかる」
じゃあなんで固まったんだと頬を膨らませたら昴さんに笑われた。
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Alice(プロフ) - 三話の最後日本語がおかしい気がします (2016年12月24日 13時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
三葉 - こんにちは!わたしは、三葉と言います。私は、主に暗殺教室を作るのですが、コナンオタクです... (2016年10月1日 9時) (レス) id: efa8f0ae3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗 | 作成日時:2016年8月30日 14時