XI. ページ40
『ルイスが味方してくれるとは思わなかったなぁ』
イデア「そう…？ルイスはいつでも、Aの幸せを願ってると思うけど…」
ナイトレイブンカレッジへの帰り道、イデアくんとそんな会話をする。
…ルイスは既に元通りで、フロイドさんと口喧嘩をしている。
あっ、フロイドさんキレた、殴り掛かって…ジェイドさんに止められた。
アズール「…あの二人、仲良いのか悪いのか分かりませんね」
『ですねぇ…』
イデア「結婚したら旦那と義兄の喧嘩で毎日大変そうですな…」
『うわぁほんとだ、喧嘩したら里帰りって称してイデアくんの所行くね』
イデア「巻き込まないで(切実)」
そんな会話をしていると、凄くむすっとした顔をしたフロイドさんが凄い勢いで僕に抱き着いてくる。
…ルイス口達者だからな…何を言われたんだろうね…。
フロイド「俺彼奴嫌い…」
『いや僕の兄…』
フロイド「あれが兄になるとか考えたくない…」
ルイス「お前何？殴るよ？」
…でも、ルイスのお陰で助かった。
卒業後、ルイスと僕で国を継承することになった。
いつも国に居るわけではなくても良いように、周りの国から助けを借りながら。
今まではかなりしっかりとした王政だったらしいけど、それを緩めて…国に居ない時間が多くても大丈夫であるように交渉してくれた。
…じゃなきゃ滅ぼすぞって言う言葉付きだったから、何方かと言うと脅しの方が勝ってるかも。
ルイス「フロイド、お前A傷付けたら許さないからね」
フロイド「それは認めてくれたってことでいーの？」
ルイス「良くないね。…でもまあ、乗り込んで来てくれたのはまあ良かったよ」
「ツンデレかよ」
ルイス「エルモちょっと静かにして」
…結局何だかんだで僕のことを考えてくれたりして、だから良い兄だと思うんだよ。
ルイス「もーいいや。帰ろ」
エルモ「はいはい。じゃあね、妹ちゃん」
『あ、ルイス、髪の毛ありがとう！』
ルイス「いーよ。またね、A」
そう言って帰っていくルイスに微笑む。
…ありがたいな、ありがとう。
『やっぱり大好きだなぁ、ルイス』
フロイド「俺と何方の方が好き？」
『二人とも好きの種類が違うから選べません』
フロイド「え〜」
…二人とも大好きで、愛してるよ。
この先生涯を共にしたいと思うのはフロイドさんだけど、ね。
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Runa☻ - このお話最ｯｯｯｯ高に大好きで尊くて作者様天才ｯｯ！！！！ (2023年4月30日 12時) (
レス) @page41 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - ないたわぁみんなカッコ良すぎるしアズくん…ゆうくん良い男だしレオナさん最高すぎ… (2022年3月23日 5時) (レス) @page41 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
長月 - 本当に最高でした…。いろんな伏線が貼ってあってそれを回収していくのがめちゃくちゃおもしろくて、感動しました！！ (2020年11月13日 4時) (レス) id: 677a311103 (このIDを非表示/違反報告)
名無し6853号(プロフ) - あぁ........この作品は尊すぎます。この作品に出会わせてくれてありがとうございます！ (2020年11月2日 2時) (レス) id: ce469f6b4f (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - 邪魔すんぜ、ジェイド最推しの者です。いや､､、この小説は､､、神っすね (2020年10月23日 16時) (レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
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