��. フロイドside ページ31
フロイド「…遅くね？」
すぐ戻って来る、と言って買い物へと出かけたクマノミちゃん。
その割に、もう一時間以上ずっと帰って来ない。
何か良いものでも見つけて写真とか撮ってるのかなぁ〜って思えばちょっと嬉しい感じもするけど。
写真を撮っている時のあの子は本当に生き生きとしていて、凄く幸せそうだから。
フロイド「…迎え行こ」
でもそうだとしたら、写真撮っているクマノミちゃんの隣に居たいよねぇ。
あの目が俺は凄く好きで、だからこそ俺はあの子が好きになったんだ。
何処ら辺で写真撮ってるのかなぁ〜なんてことを考えながら、クマノミちゃんの自室から出る。
イデア「あっ、フロイド氏…今日も来ていたんですな」
フロイド「まあね〜。でも買い物行っちゃったまま帰って来ないからお迎え」
イデア「なるほど…どのくらい帰って来てないでござるか？」
少しずつ俺にも慣れてきたよなぁこの人、とか思いながら答える。
フロイド「一時間以上？」
イデア「えっ」
フロイド「え〜？」
思っていたより驚かれ、どうしたのかと首を傾げる。
そうすれば、ぶつぶつと何かを言い出す。
イデア「買い物と決めたら買い物だけで済ませてなるべく外には居たがらないAが一時間以上帰って来ない？いくら写真好きでも決めた予定はしっかり守るはずなのに？そんなことある？いや普通ない、この数年間一回足りともそんなことはなかったし…」
フロイド「なぁに〜？聞こえねぇんだけど？」
イデア「あっ、あの…ちょっと調べた方が良いかも…」
フロイド「何を？」
イデア「…何かに、巻き込まれたかも…」
その言葉に、身体が硬直する。
…クマノミちゃんが、何かに巻き込まれた？
フロイド「また彼奴？あの時の」
イデア「ライアンのこと言ってるなら違うと思うけど…ライアンも流石にまた何かしてきたりはしないと…」
フロイド「じゃあ何だよ、どうして何かに巻き込まれんだよ」
イデア「ぼっ、僕に言われても…！」
…何か様子がおかしいことがなかったか、考える。
…そう言えば。
フロイド「誕生日の話したら、ちょっと嫌そうな感じだった」
イデア「ああ…言われてみれば…毎年誕生日が来る度に寂しそうな顔してた気が…」
…もしかして、誕生日に何かある？
フロイド「ちょっと俺ジェイド呼んでくる」
イデア「僕も行く」
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Runa☻ - このお話最ｯｯｯｯ高に大好きで尊くて作者様天才ｯｯ！！！！ (2023年4月30日 12時) (
レス) @page41 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - ないたわぁみんなカッコ良すぎるしアズくん…ゆうくん良い男だしレオナさん最高すぎ… (2022年3月23日 5時) (レス) @page41 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
長月 - 本当に最高でした…。いろんな伏線が貼ってあってそれを回収していくのがめちゃくちゃおもしろくて、感動しました！！ (2020年11月13日 4時) (レス) id: 677a311103 (このIDを非表示/違反報告)
名無し6853号(プロフ) - あぁ........この作品は尊すぎます。この作品に出会わせてくれてありがとうございます！ (2020年11月2日 2時) (レス) id: ce469f6b4f (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - 邪魔すんぜ、ジェイド最推しの者です。いや､､、この小説は､､、神っすね (2020年10月23日 16時) (レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
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