IV. ページ24
ルイス「と言うわけなんで、兄として言わせてもらうけど」
フロイド「は、何」
ルイス「年上に年上らしい態度も取れないお前みたいなの、可愛い妹の彼氏として認めないから、そのつもりでよろしくね」
…そしてルイスは、シスコンだ。
僕が妹だと言うのを知っていて、その上で妹“みたい”と言っていた。
フロイド「…いや知らねぇし、どうでも良いから」
ルイス「は？」
フロイド「クマノミちゃんは俺と居るのが幸せなのに、許せねぇとか酷いにーちゃんじゃん。幼馴染の方が余っ程兄らしいし」
ルイス「はー、此奴腹立つ」
イデア「ま、まあ…取り敢えず、ルイスは帰ったら…？…ロイヤルソードアカデミーだからか、凄い目で見られてるし…」
イデアくんがそう言うと、はーいと言いながら僕を見る。
そしてルイスは、僕の頬にちゅっとキスをしてから言う。
ルイス「またね、A♪」
フロイド「兄でも許せねぇんだけど！？」
ルイス「はいはい」
「ルイス、そろそろ限界ー」
ルイス「あ、はーい！ごめん、今行くねエルモ！…じゃ」
それだけ言って走って行くルイスを見て溜息を吐く。
『…嵐みたいだなぁ、本当に…』
フロイド「…もう二度と来んな馬鹿」
『フロイドさん、痛いです…』
ごしごしと僕の頬を擦ってくるフロイドさんに言う。
…僕はルイスが生きてて嬉しかったけど、何か前より性格悪くなってる気がしてきた。
まあ、それでも好きだけどね…大切な兄だし。
カリム「ま、生きてて良かったな！」
『え、はい、』
カリム「よし、宴行こうぜ！」
『待って？？』
ジャミル「お前は……はあ、仕方ない。付き合ってやってくれ」
『ちょっと保護者？？』
ジャミル「違う」
行くのは決定なのか。
フロイドさん止めてくれないかな…と思い目を向ける。
フロイド「パーティーすんのぉ？俺も行く〜」
『あはは、無駄か…機嫌直ってるし…』
アズール「…フロイドの機嫌のためにも行ったらどうですか？」
『分かりましたよ！！(やけくそ)』
…いずれ、ルイスがフロイドさんのことを認めてくれたら、嬉しいな。
そうしたらきっと、みんなで笑い合えるのに。
フロイド「取り敢えず彼奴のことは忘れよ〜」
『…あはは』
…まあ、暫くは無理そうだけど。
…未来があるのなら、それまでに…仲良くなって欲しいな、なんて。
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Runa☻ - このお話最ｯｯｯｯ高に大好きで尊くて作者様天才ｯｯ！！！！ (2023年4月30日 12時) (
レス) @page41 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - ないたわぁみんなカッコ良すぎるしアズくん…ゆうくん良い男だしレオナさん最高すぎ… (2022年3月23日 5時) (レス) @page41 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
長月 - 本当に最高でした…。いろんな伏線が貼ってあってそれを回収していくのがめちゃくちゃおもしろくて、感動しました！！ (2020年11月13日 4時) (レス) id: 677a311103 (このIDを非表示/違反報告)
名無し6853号(プロフ) - あぁ........この作品は尊すぎます。この作品に出会わせてくれてありがとうございます！ (2020年11月2日 2時) (レス) id: ce469f6b4f (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - 邪魔すんぜ、ジェイド最推しの者です。いや､､、この小説は､､、神っすね (2020年10月23日 16時) (レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
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