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『はあ…はあ…もう最悪だ…』
レオナ「そんなの俺の台詞だ」
『いや！だとしても！わざわざ来た相手を殴り飛ばすなんて！！その音でバレたんですが！？』
あの後すぐに引っ張られ逃げ出したものの、やっぱり他の人達は追いかけてきて。
レオナ先輩が一度殴り飛ばした所、その音を聞き付けた人が虫のように無限に湧いてきてしまう。
いや此処どれだけ人を雇ってるんだ！？
レオナ「ちっ、めんどくせぇ…終わらせるか」
『彼らの人生を！？ダメですから！？』
レオナ「じゃあどうすんだ」
『あーえっと…咲け！！』
辺りに薔薇を咲かせ、荊棘で足止めをする。
ちゃんと花を咲かせる魔法も使えるんです、こう見えて。
レオナ「…使えんのか。まあ良い、とっとと行くぞ」
『はい！て言うかレオナ先輩、どうして此処に？』
レオナ「草食動物に無理矢理行かされたんだよ」
『ああ…ってことは、ユウくんも此処に？』
レオナ「タコ野郎にウツボ、お前の幼馴染も来てる」
…みんな来てくれたんだな、嬉しいな。
そう思いながら歩いていると、履いていたワンピース(ドレス？)の裾に引っかかり転んでしまう。
…だから嫌いなんだよ、こう言うひらひらした服…！
レオナ「おいお前、」
「其処で止まっていろ！！」
レオナ「…来やがったな面倒臭い奴らが…」
そう言いながら前に立ってくれる姿を見れば、守ろうとしてくれているのが分かる。
…女性には優しいと聞いたことがあるが、本当にそうなんだな。
レオナ「ぼーっとしてないで立ちやがれ」
『あ、はい！』
立ち上がり走り出すが、やっぱりまた転びそうになる。
やばいなこれ…
そう思っていると、辿り着いてしまった人が僕に向かって捕縛魔法をかけようとしてくる。
『咲き誇れ花々！』
レオナ「馬鹿野郎今は防衛魔法だろうが！！」
『あっそっかそっちのが良かったのか！』
レオナ「馬鹿かてめえは………！！おい！！」
大きな声を上げるレオナ先輩に首を傾げながら前を見れば、いつの間にか世話人が立っていて。
その世話人は僕へと向かい…魔法をかけた。
「大人しく捕まってください！！」
あ、ダメだ。
そう思ったその時身体を誰かに包み込まれる。
「巻きつく尾(バインド・ザ・ハート)」
その声と共に魔法が逸れてしまう。
…ああ、僕の大好きな声だ。
『───フロイドさん！！』
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Runa☻ - このお話最ｯｯｯｯ高に大好きで尊くて作者様天才ｯｯ！！！！ (2023年4月30日 12時) (
レス) @page41 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - ないたわぁみんなカッコ良すぎるしアズくん…ゆうくん良い男だしレオナさん最高すぎ… (2022年3月23日 5時) (レス) @page41 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
長月 - 本当に最高でした…。いろんな伏線が貼ってあってそれを回収していくのがめちゃくちゃおもしろくて、感動しました！！ (2020年11月13日 4時) (レス) id: 677a311103 (このIDを非表示/違反報告)
名無し6853号(プロフ) - あぁ........この作品は尊すぎます。この作品に出会わせてくれてありがとうございます！ (2020年11月2日 2時) (レス) id: ce469f6b4f (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - 邪魔すんぜ、ジェイド最推しの者です。いや､､、この小説は､､、神っすね (2020年10月23日 16時) (レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
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