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フロイド「てかさー」
やっと離れてくれたフロイドさんが、隣を歩きながら声を掛けてくる。
やっぱり身長高いよなぁ、191だっけ…161の僕と30cm差か。
フロイド「最近コソコソ言われてんのが全部クマノミちゃんのことなの、マジ気に入らねぇ」
『わざと聞かないようにしてたんですけど、やっぱり僕のことです？』
フロイド「俺達と連んでるからどーのー、とか言われてんの。腹立つ」
正直陰キャな僕に陰口は真面目に心痛むし勘弁して欲しいんだけど、だからこそわざと聞かないようにしていた。
…それに最近、嫌な噂まで出回っているような気がするから。
「なぁ、彼奴じゃね？」
「ああそうだよ、リーチ兄弟の片方と一緒に居るし…」
そんなことを考えていれば、勝手に耳に入って来る声。
あー、こう言うのが嫌だってのに、何なんだ。
「やっぱりそうだよな、じゃあ彼奴が…」
「そうだよ、彼奴が…父親と幼馴染殺したって言う…」
……………は？
意味が分からない発言に、声が出なくなってしまう。
フロイド「…何言ってんの、幼馴染なら生きてんじゃん」
『…あー、なるほど、そう言うことか』
フロイド「何納得してんの？意味分かんねぇ何なんだよ」
僕の代わりにそんなに怒らないで欲しい。
…別に良いんだよ、この言葉の意味もよく分かっているしね。
「彼奴と関わった奴殆ど死んだり不幸になってんだろ？」
「うわぁ、疫病神じゃん」
「疫病神って言うか、死神？」
「言えてるww」
…ああもう、耳を塞いでしまいたい。
すると、突然僕の耳を覆う手。
…もう慣れてしまったこの手は、きっとフロイドさんのもの。
少し視線を上げてフロイドさんを見れば、フロイドさんは噂をしていた人達を凄く鋭い目で睨んでいて。
フロイド「…気にしなくていーからね」
『…気にしてませんよ』
…でもね、フロイドさん。
彼らが言っていることは、何ら間違っていないんですよ。
僕とイデアくんとオルトくんには、もう一人の幼馴染が居た。
その幼馴染も、血の繋がりのない父も、本来の両親も…みんな、僕のせいで…
フロイド「…！！」
『え、』
その時、突然僕を抱き締めるフロイドさん。
何でいきなり、と問い掛ける間もなく…フロイドさんに、何かがかかる。
フロイド「っ…うわ、何これ、いってえ…」
『…ぇ、フロイド、さん…？』
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雪見大福 - 最近見始めましたー！おもしろいですねー！そこで、少し質問？があるのですが、５６話あたりの治療法？って、塔の上のラプンツェルの治療法ですよね？？間違っていたらすみません (2020年7月20日 2時) (
レス) id: 00f6e3e8da (このIDを非表示/違反報告)
痲酔 - この場面で思ったこと……アズールツンデレ乙!!ww まだまだがんばってくださいね!!あなたの作品好きです!!キャーーと本当にさけんでいましたw (2020年7月6日 20時) (レス) id: 7c4adda471 (このIDを非表示/違反報告)
海遊(プロフ) - 続編おめでとうございます！2作目も大変心が潤いました！！次もこのまま拝読致します！これからも応援してます！ (2020年7月5日 19時) (レス) id: ae74ce0628 (このIDを非表示/違反報告)
雲雨(プロフ) - 空さん» ありがとうございます〜！！作品だけじゃなく作者まで好きと言って頂けるとは思ってもいなかったので凄く嬉しいです！完結までまだかかりそうですが、頑張って書いていくのでよろしくお願いします！応援ありがとうございます、更新頑張ります！！ (2020年7月2日 16時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
空 - 続編おめでとうございます、好きです！！本当にこの作品も作者さんも大好きで、完結するまで絶対見ます！これからも頑張ってくださいね。応援しています…！ (2020年7月2日 15時) (レス) id: 9af7c9ab91 (このIDを非表示/違反報告)
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