＊+“おくりもの”+＊【気象系】 (ページ4)

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+愛される喜びと悲しみの輝き+相葉雅紀３ページ4

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「真実と・・・未来？」

もう一度、問いかけたおれに

翔・・・さんは。

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「はい。真実と、未来です」

また綺麗に微笑んで、教えてくれた。

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それに、おれはここに来た時から思ってる疑問をぶつけた。

「この世界は何？おれはどうなってるの？」

矢継ぎ早に問いかけたおれに、翔さんはまた丁寧に教えてくれた。

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「この世界は、“あちらの世界”の方々が思う、“三途の川”の一歩手前の場所です。

ここに来る者は、愛によって、正義によって、その命を失った者。

よくﾆｭｰｽなど聞きますね？

容疑者が“浮気をしたから殺した”などのﾆｭｰｽを」

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あまりﾆｭｰｽを見るほうじゃないけど、一応うなずいておいた。

「そのような事件によって殺された人々。

つまり、愛によって殺された人は、こちらへたどり着きます。

そして、自分の死の本当の意味・・・真実と、

愛された・愛した人のその後・・・未来を見ることができるのです」

・・・なんか、良くわかんない。

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「・・・大丈夫、すぐわかるよ、相葉ちゃんなら」

“相葉ちゃんなら”

その言葉に反応して、いつの間にかうつむいてた頭をあげて

翔さんを見上げた。

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翔さんは、悲しそうな目で微笑んだまま、

言葉をつづけた。

「相葉ちゃんなら、きっと解る。

ﾐﾗｸﾙﾎﾞｰｲなんだから」

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ﾐﾗｸﾙﾎﾞｰｲ・・・相葉ちゃん・・・

ﾓﾔがかかったように、どんどん深みにﾊﾏっていく。

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再度顔を見ると、どこかで見たような笑顔で微笑んでた。

「・・・翔さん・・・おれら・・・会ったこと・・・ある・・・？」

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「さぁ・・・」

翔さんは、言葉を濁した。

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「・・・もうそろそろ、時間だ」

翔さんは呟くと、いまだ座り込んだままだったおれを引っ張って立たせた。

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そして、おれと同じ目線のまま、

俺を見つめて。

「さて、真実と未来、どちらを望みますか？」

問いかけた。

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いきなりで戸惑ったけど、おれは決めた。

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「・・・真実を、望みます」

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