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林「びっくりするかもやけど、
Aちゃんのことすきやねん。」
「え?」
妄想でしか言われたことない言葉を大好きな推しに言われ
思考回路が完全に停止しようとしていた。
林「番協の時に一目惚れしてん。
で、さっきたまたま見かけて声かけて
話してやっぱりすごい可愛いししっかりした、
いい子やなって思って。
よかったら付き合ってほしい。」
彼に言われた言葉がぐるぐると頭の中で回り熱でも出ているかのような感覚に襲われた。
「え、いや、でもいい子とか、しっかりしてるとかって、
そんなに、話してないです、よね?」
彼の言葉を必死に整理しやっと出た私の疑問に対し
林「Aちゃん、事あるごとに『ありがとう』って言ってくれたし、
レジに行く時買わへんマフラーちゃんと畳んでたり、
店員さんにきちんとお礼言ってたりするの見てたよ。
あんなのできそうやけど中々できる子おらんよ?」
完全に無意識にやっていた事を褒められ
嬉しくもあり恥ずかしくもなった。
心の中では叫びたいほど嬉しかったが、
頭では意外と冷静に自分ではなく彼の周りや
他のファンの子たちのことを考えてた。
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作者名:えん | 作成日時:2018年11月25日 10時