愛玩動物【wrwrd】 (ページ6)

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六話ページ6

ut side

牢屋を急いで出てきて人間さんの部屋のドアをノックする。

『人間さーん！来たよ～』

「ん？あ、入って入って！」

そう声が聞こえてドアを開けようとすると人間さんが開けてくれたタイミングと被ってバランスを崩してしまい人間さんにぶつかってしまった。

「よっと、大丈夫？」

『大丈夫やで！』

「じゃあおめかししようか」

そういう人間さんに椅子に座らされ髪を触られる。
ちょっとくすぐったい。

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数十分後

髪は少し切られて固められ、服はスーツを着せられた。

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お披露目とは

獣人の売買において、お客様へ芸を披露して自分の価値を高め。出世する為のものである。

お披露目で予約もできる。

暴れる者がいたため牢屋に入れたまま行わせる。
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「めっちゃ人いるね～前教えた事するだけだよ。頑張って」

『おん！』

人間さんに自分が入ってる牢屋を三人がかりで持ち上げられ大勢の人間の前に置かれる。

それを確認してから、人間さんたちに向かって笑顔を向けてくるくる回ったり手を振ったりする。

それをする度に「おぉ～」という声が聞こえる。

暫くそれをしていると目につく人間がいた。

金髪の顔の整った人間とそれと喋っているフードを被ったヤツ多分フードの方は獣人

金髪の人の声を聞こうと片耳をを澄ませれば少し聞こえてきた。

？「～～～か！？」

？「～～やろ！」

どっちが金髪の人か分からんな…
そう思っているともうお披露目が終わって檻ごと撤収させられてしまった。

『くっそ…あいつめっちゃ気になる…』

「気に入った人いた？なんなら声かけてこようか」

『え、良いん！？めっちゃ嬉しい！！』

人間さん本当に最高！
でも痛いことされたらどうしよう……

そんな不安も残しつつ人間さんと一緒にAの居る檻に戻る。

「ねぇねぇ、あの狐の子、近い内に_______するから」

『え、……』

にこにこしながら話す人間さんに目を見開く。
確かに狐は希少だけどそんなことするなんて…

しかも両耳…？

もやもやしながら檻に入った。