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em「あ、ぺ神やん。それに子供？まさか誘拐…？ぐ、グルッペンに知らせないと…」
sn「ちょ、待て待てw誘拐ちゃうからwウツくんが連れてきたんだよね？」
そうしんぺい神が言うとエミさんとロボロと一緒に俺の方を向く。
いや俺が連れてきた訳ちゃうくてシッマが勝手に連れて帰るかとか言って巻き込まれただけやぞ
『いや俺が連れてきた訳ちゃうくてシッマが勝手に連れて帰るかとか言って巻き込まれただけやぞ』
俺は思ったことをそのまま言った。
そうするとエミさんはなにか納得したような顔をして少し頷いた。
そしてこう言った。
em「ならもうグルさんに伝わっとるやろうし総統室行ってみたらどうです？
子供だし良いでしょう、いざとなったらトントンもおるしな」
sn「せやから今から行こうと思って、ついて来てくれん？」
何で？という顔をしつつ了承するエミさん。
お人好しってやつか。獣人にはそんなやつ滅多におらんし貴重やで。
いるとしたら…いや。これは言わん方がええな。
そう思いつつ歩いているとシッマの部屋と似た様子の扉の前で
しんぺい神とエミさんとロボロが立ち止まった。
総統室ってグルさんの自室ってこと？
そう思ったが開いた扉から見えた部屋の中の様子で違うと理解した。
広い机に少し積まれた書類。高そうなソファに観葉植物。
低い机にケーキ。
それを食べるグルさん。
入ってきた俺たちを見るや否や「あ」という顔をした後何事もなかったかのように書類が少し積まれた机とセットの椅子に座って真剣な顔つきになった。
いやめっちゃ手遅れ感あるで？？
gr「ん"ん"っ、よし。その子供がコネシマの言ってた奴らだな？」
そうグルさんが言うとショッピくんとチーノは青ざめてガタガタ震えだしてしまった。
チーノは俺の後ろに隠れるしまつだ。
sn「どうしたの？大丈夫…？」
rb「グルさん怖すぎるんちゃう？」
グルさん謎に威圧感あるし分かるかも、という意味を込めて
なるほど、という顔をしてみる。
gr「おいウツも納得したような顔すんな？」
em「その口調がダメなんちゃう？もっと可愛らしい口調で言ってみ？」
少し笑うような声色でエミさんが言うとグルさんも
そうなのか…？というような疑問を浮かべたがすぐにこう言った。
gr「…ウツくぅん？納得した顔しちゃダメだゾ☆」
em「え、グルさん…(引)」
gr「お前がやれって言ったんやろがw！」
漫才のような会話をしている二人が可笑しくて笑ってしまう。
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