愛玩動物【wrwrd】 (ページ36)

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『惚れるわ。トントンあんさんモテるやろ』

？「いいや？トントン彼女も女っ気すら無いで？」

『ッ！？！？』ビクッ

突然背後から声が聞こえて思わず少し飛び跳ねてしまう。
流石にビビりすぎやろ。と自分にツッコむ。

tn「おいゾム？！何言ってくれとんねん！？！？」

zm「わー！トントンが怒った～ww」

tn「待てごらぁ！！…はえー、逃げ足早ぁ…」

急に来て嵐のように去っていった緑色のパーカーを着ていた獣人。

多分狼やな。怖
てかここどんだけ獣人おるん？

そして暫く話しながら歩いているととある凄く騒がしい部屋の前で止まった。
中から多分少なくとも十人はいる声が聞こえてくる。

tn「…入るで～」

ノックをした後部屋に入っていくトントンの後ろに隠れつつ
部屋に入る。

さっきまで騒がしかったのが一瞬にして静かになって
視線が俺らに集まる。

ひえー、怖すぎ。
そんな見んといてや…

zm「あー、そのうさちゃん青ざめとるで？大丈夫なん？」

『う、うさちゃん…？』

うさちゃん？お前馬鹿にしとるんk
おっと、お口が悪く…失礼しますた

gr「うむ、まぁ大丈夫だろう。さぁ、こいつが新たな仲間だ。
仲良くするように。」

「「「はーい/へーい」」」

ここは保育所か何かなのか？
グルッペンさんがそう言うとみんな口を揃えて返事をしている。

sha「なぁ！自己紹介したほうがええよな！大人気者のシャオロンやでっ☆
ちな犬やからな！よろしくぅ！！！」

zm「次俺な！！ゾムやで！！！狼やけどお前のこと取って食おうとは思っとらんから
安心しい！！よろしく！！」

kn「さっき自己紹介したけどコネシマやで！！！！！」

コネシマさんがずば抜けて声がでかいな。
鼓膜破れそう。そう思ってそっと耳を折って優しく握る。

os「ほら～コネシマ煩いぞ？あ、オスマンめう～
まんちゃんとでも呼んでや」

ほわほわしてる優しそうな糸目の人。
まんちゃんと呼ばせてもらおう

ん？めう？
…疑問にはそっと目を閉じよう。

ht「あ、ひとらんらんだよ～よろしく」

肩に鳥を乗せてる人。
なんで鳥？そう思ったがその直後に答えがわかった。

ni「ニイサンヤデ、ヨロシクヤデ」

え、この鳥が兄さんって人？
というか誰のお兄さんなんだろう…同じ鳥は見当たらないが…

ht「あははw君は兄さんじゃないでしょ？この子は伝書鳩くん。
鳩じゃないけどね」

『でんしょばと…』

伝書鳩は手紙を運ぶ鳥だと習ったことがある。
だから喋るのか、と納得してしまった。