愛玩動物【wrwrd】 (ページ35)

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めっちゃくちゃ冷たくてビックリした。
心臓がドキドキしてる。

tn「あ、すまんな。冷たくて…我慢してや」

そう言うとトントンさんは、なにかボトルを取り出してそこから
白い液体を手に出して俺の頭にかけてきた。

tn「目瞑っとき」

『うん…』

そう言われて目を瞑ると髪をがしがし洗われている感覚があった。
ちょっと痛いしなんかすーすーする。

でも良い匂いだ

暫くがしがし洗われていると
「水かけるからな～」という声が聞こえて身構える。

するとザバーっと水がかけられて思ったより強かったから
めっちゃビックリした。

tn「おぉ、綺麗になったんちゃう？」

そう言われて目を開けると髪の毛が顔に引っ付いていて
ちょっとキモかった。

『おぉん…(汗)』

tn「なんやその反応wよし、髪拭くから出よか」

そう言うとトントンさんは俺の手を引いてもとの服を脱いだ所に歩いた。
そして、畳まれた相当でかい布を広げて俺の髪に付いた水を吹き始めた。

すごく強い力でごしごしするからちょっと痛い。

tn「体も拭くからちょいと待ってな…」

そう言われてさらに大人しくする。
それにしてもトントンさんが俺の体をじろじろ見てくる。

もしかして同性愛…？？？
近づかないほうが良いかもしれない…

一歩だけ離れるとトントンさんも近づいてくる。
まぁ当然か。

tn「…な、なんで一歩離れたんw？」

『いやぁ、同性愛者かと思って…』

tn「な、何でそうなる！？俺はちゃうからな！？」

慌てて弁解をする彼が少し面白くて
笑ってしまう。

tn「あ、はい。服はこれ着てな。あんた専用の服はまだ後やから…
ズボン…は、これで」

渡されたのは俺にはでかいシャツと何故か丈の短いズボン。
なんやこのバランス。おかしすぎるやろ。

そう心の中で思うが文句を言ったら何されるか分かったもんじゃないから
普通に着る。

うん。やっぱりでかい。
袖から手が出なくて凄い動きにくい。

ズボンは履いてるか分からなくなってしまっている。

『なぁ、これ…デカすぎひん…？』

tn「あぁ、ほんまやな…まぁ袖だけ捲って…よし、んまぁ専用の服が出来るまでやな」

シャツの袖をまくってもらってからあのグルッペンさんがいるという
部屋に行くことになった。

他の人間もいるらしい。怖。
少しビビりながら、風呂場を出て廊下を歩く。

『なぁ、トントンさん…盾にしてもええ…？』

tn「トントンでええよ。盾…もまぁなんかあったら守ったる」

頼もし、かっこ良