十八話 ページ19
その後、ゾムさんに手を引かれて自分も浴場に入る。
その中は少し湿気っているが、ろっかーや
服を入れるカゴ？が置いてあった。
クロさんとマイクさんはもうお風呂の所に行ったのか
居ない。
zm「はえー、二人とも早ぁ…」
そう言いながら上着を脱ぐゾムさん。
置いて行かれたら寂しいから急いで俺も服を脱いでいく。
そして数分後、タオルを腰に巻いていざ入ると
クロさんがマイクさんの頭を洗っていた。
マイクさんの尻尾はピンと立っている。
mk「いった！いたた！もっと優しく！」
kr「んー…難しいよお…」
mk「あ！ゾム隊長にA！あ、Aの髪洗おうか？」
kr「むぅ〜逃げないでよぉ、ま、良いけど！」
マイクさんがそう俺に呼びかけるとクロさんは詰まらなさそうに
マイクさんの隣の水が出るところに座って自分の髪を洗い始めた。
髪を洗うの初めてかもしれない…
そう思いつつマイクさんのさっき座ってたところに代わりに座る。
すると上から冷たい水をかけられてめちゃくちゃびっくりした。
mk「あー、すまん冷たいよな。我慢してくれ」
『…分かった』
そう返事をするとマイクさんに髪をわしゃわしゃされて
少し気持ち良い。
少し経つとマイクさんから「水かけるぞー」と言われたから
少し身構える。
やっぱり冷たい。
すると隣からクロさんの悲鳴らしきものが聞こえてそちらを向くと
ゾムさんがクロさんの顔に思いっきり水をかけて笑っていた。
すると反撃するようにクロさんがゾムさんに水をかけていたが
マイクさんが巻き添えを食らったようで下を向いてプルプル震えている。
kr「あ、」
zm「スゥー……」
ゾムさん凄い汗かいてるしクロさんはうっかりしたような顔を
していて何が起こるか見当がつかない。
mk「お前らふざけるなぁぁあぁあ！！！」
kr.zm「すみませんでしたぁぁあああ」
マイクさんがそう叫ぶとクロさんとゾムさんが
一斉に土下座をしていた。
今のマイクさんの顔は鬼のような顔になっていて怒らせちゃだめだな…
と思った。
mk「もう！A早く行こ！髪乾かしてあげる」
マイクさんは少し怒ったような口調で俺の手を引っ張って
お風呂の外へ連れ出してきた。
そして服を渡されて、椅子に座らされる。
しばらくしてボタンを押す音が聞こえたと思うと
あったかい風が頭に当たったと思うと頭を洗ってもらっている時より少し優しく
髪をわしゃわしゃされる。
気持ち良い。
cl「おーい、…もう入ったの！？俺が潰れてる間に！？」
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