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十一話 ページ11
「お前らちょい待てやwあー、じゃあメシアから」
そう言って指をさした人を見ると短髪で緑髪の元気そうな人が目を輝かせながらこちらを見ていた。
「はい！メシアって言うわ！アタシ一番後輩だから下の子が出来て嬉しい！」
仲良くしましょ！と付け足して握手を求めているのか手を差し出してきた。
すぐに握手をすると嬉しそうににこっと笑った。
その後も七人と握手なりハグなりして最後はフードを被った人だけになった。
「俺はゾムっちゅうねん！よろしく！隊長やらせてもうてるわ！この隊は獣人隊っちゅうクソみてぇなネーミングの隊で名の通り獣人だけの隊なんや、ちな俺は狼やけどお前のこと取って食ってやろうとか思ってへんから安心してな！」
そう太陽のような笑顔を俺に向けると俺の頭に手を伸ばして撫でてきた。
「あ！羨ましい！俺も撫でてほしい！」
「はぁ！？抜け駆けすんなよ！！」
zm「お前ら戦争終わった後撫でてやったやろww」
すごく慕われてるんだな。そうふと思った。
ゾムさんはそう言いつつも全員撫でているからお兄ちゃん的な立ち位置なのかなと思った。
その後は俺にあう武器を探したり軍服とやらを作るため大きさを測ったり色々な事をして忙しかった。
自分の部屋は同じ部隊の人と相部屋になるようで猫の獣人のマイクさんと一緒の部屋になった
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