26：大きく弾む ページ27
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す「今は付き合ってくださいなんて言わん…けど、」
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す「俺をもっと知ってほしい、それで…」
す「いつか俺に惚れてほしい」
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そう言われた瞬間、
自分でも分かるぐらい胸の奥が大きく弾んだ
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す「Aちゃんが惚れへんくても、俺が絶対に惚れさせる…っ」
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「…ふっ、」
す「っ、なんで笑うねん」
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「人見知りさんに惚れることなんてあるのかな、って思っちゃって」
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きっと無理をしてこんなキザな言葉を言ったのかななんて思ったら、思わず笑ってしまった
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クスクスなんてちょっと笑ってたら、
いきなり男の人の力で包み込まれた自分の体
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す「あんまり人見知りのことなめたらあかんで？」
す「惚れさせる自信しかないから…覚悟せえよ」
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そう耳元で言った渋谷くんに
胸の奥が弾んでしまったわたしは、
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もうあなたに惚れかけているのかもしれない
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＿＿＿＿口 実 は ノ ー ト 借 し て 。 ( 終 )
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作者名：す・あやせ
| 作成日時：2018年2月16日 13時
