冷たい錦戸先生。 (ページ10)

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ななこ「次はあの先生だよ。あのーなんだっけ、毒舌イケメンか！！」

ああ、錦戸先生ね。

「ねえちょっとななこちゃん錦戸先生の前でその呼び方アウトだからね！！」

ななこ「バッチリ睨まれてたね！！」

誰のせいだ！って突っ込みたくなるのをぐっとこらえてもうチャイムが鳴るから席へ戻った。

チャイムと同時に錦戸先生は私たちの教室に無表情で入ってきた。

錦戸先生「はい。号令。」

みんなも怖い雰囲気を感じ取ったのか一斉に立った。

錦戸先生「えー5組の英語担当します錦戸です。今日はじゃあ始めやから中学の復習プリントからなー。」

クラスはてっきり最初だから授業の説明とか先生への説明と思っていて誰もいきなり授業するなんて思ってもいなかった。

またしもクラスの中心メンバーの女子たちが

「えー先生いきなり授業するんですかあ？？」

「先生彼女わあー？？」

「絶対そのルックスじゃあ選び放題でしょ！」

とか甘ったるい声で女子たちが騒いでいた。

すると

バン！！！！

錦戸先生が思いっきり教卓をたたいた。