冷たい錦戸先生。 (ページ16)

今日:14 hit、昨日:5 hit、合計:117,684 hit

16 ページ16

「あ、えっと、私英語0点だったんです。」

錦戸先生「うん、知ってる。」

そう言って腕組んだ。

授業中にも思ってたけど腕組むの癖なのかな。

腕組みしてこっちを見ている錦戸先生に不意にもカッコいいと思ってしまった。

「課題、頑張ろうとしたんですけど分からなくて錦戸先生に教えてもらおうと思ったんですけど、、、その、、」

緊張して言葉に詰まってしまった。

錦戸先生「そこ座って。」

そう言って錦戸先生が座ってる前のソファーを指差した。

錦戸先生「で、どこが分からんの？」

「ここです、、。」

錦戸先生「あー、ここな。比較苦手なん？」

「苦手ってゆうか英語全体的に苦手で、、、」

錦戸先生「まあこの点数見たらわかるけど。」

そこからなにも分からない私に一から説明してくれた。

「あ！そうゆうことか！」

なんとなーく文法が理解できた気がした。

錦戸先生「理解した？？」

「はい。分かりました！！ありがとうございました！」

そう言って、深くお礼をし準備室を出ようとした。

なんでか分からない自分でもなんであんなこと言い出したのか分からないけど不意に

「錦戸先生。」

錦戸先生「ん？」

「また質問来てもいいですか？」

なんて聞いていた。

錦戸先生「えーけど、その前に遅刻すんなよ。」

そう言って笑いはしなかったけど一瞬表情が優しくなった気がした。