屋上組にたまたま会っただけなのに「プロセカ」「屋上組」 (ページ12)

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１０．メールページ12

更紗「じゃあ、帰るね。…明日も寝坊しそうだったらおこしに行こうか～？」

『いいって、今日だって寝坊してないし。じゃあね。』

更紗「・・・・わかったよ～、じゃあね～」

『はいはい、またね。』

こうやって毎回別れを惜しんで更紗は私の部屋を家を出ていく。

冷たいと思われるかもしれないお別れだけど、私は知っている。

更紗「あっ、課題忘れたーっ！Aー！開けてぇー」

こうなることを。

『ん、これ？』

私は、自分の机に置かれていた参考書や課題であるドリルを少しドアを開けて渡した。

更紗「ん！これー！ありがと、またね！」

『またね～』

私は、更紗のいなくなった自分の部屋を見つめる。

いなくなって静かにはなったけどやっぱりさみしい。

そう思ってしまう。

ピロン

自分のスマホから通知が鳴る。

『ん、だれだろ。』

私は自分のスマホを見る。

メールのアイコンの斜め上にひっそりと赤いマークがたたずんでいた。

『１』と白い文字が光る。

『瑞希…から？』

そういえば、メール交換したな。

と思い出す。

「今日はびっくりしたよ！いや～、まさか神山高校でもう一回会うことができるなんて思ってもなかったからさ～」

「それでさ、Aってラインもってる？出来たらラインのほうのID教えてくれない？」

『ラインのID…？』

私はラインをやっているけどIDがあるなんて知らなかった。

検索サイトも使ったりして、自分のIDを今日初めて知った。

お母さんと更紗以外の友達ができる。

私は、メールで返事を書く。

『私も会えてびっくり～ラインやってるよ～IDこれね！』

私はそう送って、もう一回IDを送りなおした。

そうすると、違う通知音が鳴る。

ラインの通知音。

[瑞希！]が[A]を招待しました。

こうでて、入った先は、グループだった。

何のグループだろうと思うと早速文章が送られてくる。

「やっほーA～！これは、もともとボクと類でやってたんだけどAとも再会できたから招待～！」

よろしくお願いしますっ

と言っているかわいいピンクの猫のスタンプが送られてくる。

『ありがとう。よろしくね。』

私はそうやって文章を作り、送信する。

ウサギのラインスタンプを押す。

『私、初めてライン友達増えた！』

久しぶりにすこしわくわくした。