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15話 ページ18

コンコンコンコン。


ま「Aー!!そろそろ起きてー!!」



コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン、ゴンゴン、ガンガンガンガン…(以下省略)




ここ最近このまふくんのノックの音は私にとっていい目覚ましと化している。



あれくらい強くないと起きられないんだよね、私。




毎度毎度ありがとうございます。





「…んー…。…今何時?」




ま「もう14時だよ!さすがに起きて!」




…14時?




もうお昼過ぎたじゃん!




いつも11時には起きてるのに…。




完全に寝坊だ!







私はすぐに起きて3分で身支度を全て終えた。


速いでしょ。


実は自慢できることの一つなんだ。




そ「お、やっと起きた」



リビングに行けばそらるさんがごろごろしていた。そしてその耳にはイヤホンがあった。




「おはよう、そらるさん。なに聞いてるの?」



何の曲か気になった私は聞いてみた。



すると




そ「"流れ星"の東京サマーセッション」




と端的に答えがかえってきた。




あ、流れ星の歌ですか。



へー…。




………。




「…って恥ずかしいから本人の前で聞かないでよ!」




そ「…イヤホンしないで聞いてもいいんだよ?」





「うっ。それは嫌だ…」





私はあっさり負けた。




そらるさんの鬼。



昼ご飯やけ食いしてやる。




ま「僕も昨日聞いたよ!Aって両声類だったんだね!」




「うん。まあね(イケボ)」



この通り私は両声類だ。



いやもう東京サマーセッションを一人でやる考えが浮かんだとき私天才だと思ったよ。




ちなみに私の地声は中性的だ。



だから低い声もわりと普通に出せるんだよね。



ま「いーなー。僕もそんなイケボになりたい」



いや、あなた十分イケボ出せる上にカワボもできるよね?
まふくんのほうが私には羨ましいよ。




ま「何か言った?」



「いや、何も?」



誉めるのは悔しいから言ってあげません。



不服そうなまふくんだったけどすぐに表情は明るくなった。



ま「あ、そうだ!いいこと思い付いた!」




な、何!?


突然のまふくんの大きな声に私はとても驚いた。



そらるさんは声に邪魔をされたらしく機嫌が悪そうに眉を潜めている。



そ「おい、まふま…ま「僕今日キャスやるからAもいっしょにやろう!」…まふナイス」



そらるさん、まふくん注意しようよ、そして止めようよ。



私は逃げ場などなくこうして強制参加になった。

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作者名:空白 | 作成日時:2019年11月12日 18時

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