13話 ページ15
「ありがとうございます、そらるさん、まふまふさん」
そ「何が?」
ま「??」
よくわかってなさそうな二人に私はなんでもないですとだけ答えた。
わからなくてもいい。
私がわかってるから。
二人は納得してなさそうだけど私が話す気がないことを見抜いたのかあきらめた様子だった。
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そして私の初投稿から三週間ほどが経った。
そらるさんはほぼまふくんの家に住み着いている状態になり、私はというと二人ともっと仲良くなっていき、気がつけばお互いに砕けた言葉で話すようになった。
ま「そろそろ次の歌みた投稿してみたら?期待の新人の流れ星さん?」
「もう、まふくん。からかわないでよ」
私はまふくんの言葉に苦笑しつつ軽く否定した。
期待の新人とか恐れ多すぎる。
まだ一曲しか出してないのに。
他の人に私が叩かれちゃうよ。
そう思ってたのに
そ「俺も投稿してもいいと思う。流れ星を待ってるリスナーさん多いし、俺も待ってるうちの一人だから」
そらるさんもまふくん同様投稿してほしいらしい。
…二人にそう言われたら投稿、断れないよね。
仕方がないのでしぶしぶ頷いて見せれば二人は満足そうで少し悔しく思った。
それにしても歌みたか。
何を歌おう?
アスノヨゾラ哨戒班とかいかないでとか初投稿と同じ雰囲気のがいいかな?
もしくは明るくエイリアンエイリアン?
うーん…迷う…。
.
あ!
あれにしよう。
いいこと思い付いた。
「録音室使うね」
にやけそうになるのを我慢しながら私は録音室へ駆け出して行った。
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作者名:空白 | 作成日時:2019年11月12日 18時