第4話＆設定 ページ4
三蔵の前に勢いよく出てきたのは、悟空と同じくらいの歳に見える女だった。
銃が怖いのか三蔵の顔が怖いのか、どちらにしろ怯えているようで、ピンとのばした手が震えていた。
「お前は一体何者d
「わっ私はけっして悪い者じゃ、ございますっ！……あ！、ございまs
「うるせえ！！」
バシッ！
「い、いたい！」
三蔵は自分の言葉を最後まで聞かないことに苛立ち、思わずいつものハリセンで女の頭を叩いた。
女に敵意がないことは明らかだった。
「す、すみまs」
「人の話は最後まで聞け。
いいか、俺の質問にだけ答えろ。」
三蔵の睨みに女はビクッと震えたが、頭を小さく縦に動かした。
「お前は誰だ？」
「私の名前は神音A……ですっ」
「俺を呼んだのはお前か？」
「ち、違うと思いますっ」
「ここはどこだ？」
「わ、分かりませんっ」
「だったらどうしてここにいる？」
「わ、分かりません……」
「オイ、ふざけてるのか？」
「そっそんなことっ」
「チッ」
ビクッ
三蔵は自分が冷静でないことに気づき、頭を冷やそうと近くの岩場に腰掛けた。
三蔵の舌打ちに口を閉ざしたAだったが、どうやら困っているだろう男に、意を決して話しかけた。
「あ、貴方の名前は？」
「…………第三十一代目唐亜玄奘三蔵」
「そ、それって、さ、三蔵法師のことですか？」
「…………ああ。」
「そのっ肩にかけてるのは、天地開元経文ですかっ？」
「…………お前……」
Aは経文をじっと見た。すると…………
「！」
三蔵の肩にかかっていた経文が、何かと共鳴するかのように、魔戒天浄が発動した！
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〈設定〉
『名前』 神音A(カミネ)
『年齢』 見た目は18歳くらい
『身長』 約160cm
『容姿』
一般女性より少し細め。胸も普通。
ポニーテールの藍色の髪。
太陽のような明るい橙色の眼。
年相応で大学生のような感じ。
『服装』
肌の露出はかなり抑えた地味目のもの。
つまりご想像にお任せ。
『性格』
臆病。周囲と自分の関係を気にする。
困っていたら助ける、勇敢な一面もある。
『その他』
力は一般女性より強め。
鍛えた覚えはないらしい。
寝ることが好き。
主人公と経文の関係は次回。
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蒼鈴蘭(プロフ) - SEA さん» ありがとうございます！これからも楽しく見てもらえたら嬉しいです。 (2017年11月17日 23時) (
レス) id: 6d02c817f4 (このIDを非表示/違反報告)
SEA - あわわわ！この作品大好きです！更新頑張って下さい！ (2017年11月17日 16時) (レス) id: 0176f8595c (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - 玄狐さん» 了解しました。内容が決まり次第、書かせていただきますね。 (2017年9月22日 0時) (レス) id: 96c14fa220 (このIDを非表示/違反報告)
玄狐(プロフ) - リクエスト、お願いします！ 夢主ちゃんと三蔵一行がお化け屋敷に行くお話を読みたいです！(少し季節外れですけど...) (2017年9月21日 20時) (レス) id: 77326f84bb (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - 銀岬さん» リクエストありがとうございます。了解しました。そのうち書きますね。 (2017年9月17日 23時) (レス) id: 96c14fa220 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼鈴蘭 | 作成日時：2017年8月18日 21時
