第15話 ページ15
「＿＿＿＿＿だめだ！！」
「今はあんなだけど、あいつお前の仲間だったんだろ！？」
三蔵が銃の撃鉄を親指で引き起こし、構えようとするが、悟空がそれを左手で遮る。
「…悟空」
「マジでやめろ！！」
「バカ後ろだ！！」
悟浄が叫ぶが、気づいたときには既に六道が錫杖を構えていた。
悟空の後ろに、そして三蔵の目の前に……
(＿＿ああ＿＿＿＿＿)
三蔵の頭にフラッシュバックしたのは、江流を妖怪から庇うように両手を広げる光明の姿。
バシュ
ﾊﾞｼｬ
「てッ…！！＿＿＿あたた…アタマ打ったァ！！
…あれ？」
派手に転んだ悟空の手には、血がついていた。
ｺﾞﾛｺﾞﾛ……カッ
「さんぞ……？」
雷が光った瞬間、悟空の膝に横たわる三蔵の腹部に、錫杖が刺さっていた。
「＿＿＿三蔵！！」
「が…かはッ！」
「三蔵！！」
「三蔵＿＿＿目ェ開けろよ三蔵！？」
(＿＿うるせーな)
「何ガラでもねェことしてんだよ！！」
(…そんなの)
「三蔵…！！」
(俺が聞きてェよ)
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ﾊｧｯ……ﾊｯ
宿の廊下を外に向かって走り抜けるA。
(何で…こんな事してるんだろう…)
(八戒さんには、逃げろって言われたのに…)
(…でも三蔵さんの名前を聞いた時、いつの間にか走ってた……何でだろ、何も分からない…)
Aは、部屋の中で頭を抱え、うずくまっていた。
しかし三蔵の名が聞こえた途端、Aは何かに引っ張られるように、突き動かされていた。
「＿＿＿今はそんなこと、迷っていられない！私をあそこから出してくれた三蔵さんが、危ない目にあっているかもしれないんだ！」
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋
お久しぶりです。
容量が足りなかったため、変なとこで切ってしまってすみませんでした。
難しいですね……
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蒼鈴蘭(プロフ) - SEA さん» ありがとうございます！これからも楽しく見てもらえたら嬉しいです。 (2017年11月17日 23時) (
レス) id: 6d02c817f4 (このIDを非表示/違反報告)
SEA - あわわわ！この作品大好きです！更新頑張って下さい！ (2017年11月17日 16時) (レス) id: 0176f8595c (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - 玄狐さん» 了解しました。内容が決まり次第、書かせていただきますね。 (2017年9月22日 0時) (レス) id: 96c14fa220 (このIDを非表示/違反報告)
玄狐(プロフ) - リクエスト、お願いします！ 夢主ちゃんと三蔵一行がお化け屋敷に行くお話を読みたいです！(少し季節外れですけど...) (2017年9月21日 20時) (レス) id: 77326f84bb (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - 銀岬さん» リクエストありがとうございます。了解しました。そのうち書きますね。 (2017年9月17日 23時) (レス) id: 96c14fa220 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼鈴蘭 | 作成日時：2017年8月18日 21時
