第14話 ページ14
『＿＿＿それがテメエの限界か。』
『＿＿＿テメエがやりたいことは何だと言っているんだ。』
『＿＿＿そうやっていつまでもそこにいるのか。』
「そ、そんなの、わかんないよ！！」
「自分の事なんて、何もわからない！！」
「＿＿＿＿＿＿＿三蔵！！」
「！！」
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ﾊﾞｧﾝ！
ｻﾞｱｧ
「！！ なんて雨だよ…！！」
(＿＿＿視界が…！！)
「く…？」
外へ出ると、雨が激しく降っていて、視界が悪かった。
八戒は額に手を当て、雨を凌ぎ、周囲を見回した。
すると、
「！」
八戒は後ろに六道の気配を感じ、振り返って拳を振り上げた。が……
ｼﾞｭｵｫ
「！？ なっ…！？」
八戒の右手は六道の手に掴まれ、そこから先程の呪符を貼られた妖怪のように、焼けるような熱さを感じた。
「ぐッ…！！」
「俺の身体は全身が呪符と同化してるんだよ 貴様らは素手で触れることもできんぜ」
「＿＿放せよてめェ！！」
ｷｨﾝ！
「！ だあッ…！！？ 足場サイアクっ」
悟空が如意棒で六道に襲いかかるが、錫杖によって阻まれる。その反動で後ろに下がったが、着地した時に、雨のせいで滑りそうになった。
「……三蔵…」
悟空がふと横を見ると、三蔵がちゃっかり屋根の下で眺めていることに気づいた。
「どうした玄奘三蔵！ やはり妖怪には手を貸せんか？」
「…違ーーよ 俺が手ェ貸さなかろーがどうせ」
「死なねーもん そいつら」
「…ま、そりゃそうだ」
「死んでもお経上げてくれなさそーですしねえ」
「くッ…ほざけ…！！」
(いいんだよそいつらは)
三蔵が思い出すのは、お師匠様が見せてくれた橙色の紙飛行機と青い空。光明三蔵との思い出だった。
(＿＿守りたいものがあった。それを失った時、初めて自分の不甲斐なさを知った。俺は手前のことだけで手一杯なんだと)
(…そんで思った。守らなくていいものが欲しい)
「茶葉はこの辺で終わりにしようか」
「近づけねーわ 術はハネ返すわ…どーしろってんだよ！」
「＿＿おい、下手な義理立てはやめろよ 奴を呪符から解放する術はたったひとつだ」
そのとき……！
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋
中途半端なとこで終わらせてすみません。
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蒼鈴蘭(プロフ) - SEA さん» ありがとうございます！これからも楽しく見てもらえたら嬉しいです。 (2017年11月17日 23時) (
レス) id: 6d02c817f4 (このIDを非表示/違反報告)
SEA - あわわわ！この作品大好きです！更新頑張って下さい！ (2017年11月17日 16時) (レス) id: 0176f8595c (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - 玄狐さん» 了解しました。内容が決まり次第、書かせていただきますね。 (2017年9月22日 0時) (レス) id: 96c14fa220 (このIDを非表示/違反報告)
玄狐(プロフ) - リクエスト、お願いします！ 夢主ちゃんと三蔵一行がお化け屋敷に行くお話を読みたいです！(少し季節外れですけど...) (2017年9月21日 20時) (レス) id: 77326f84bb (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - 銀岬さん» リクエストありがとうございます。了解しました。そのうち書きますね。 (2017年9月17日 23時) (レス) id: 96c14fa220 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼鈴蘭 | 作成日時：2017年8月18日 21時
