【ONEPIECE】超能力者の気ままな海２

五十四話 ページ10

２日目


「できること、できないこと。長所や短所、子供のころの夢・思い出、今後の目標。

悪魔の実の能力のことなど、今ある限りの自己紹介をしましょう。

何でも構いません。１つだけ大事なのは“自分を理解してもらう”ことです。

１人が話している間、他２人は細かなところまで、自分の一部にするつもりで覚えてください。」





「子供のままごとみたいじゃなァ」





「何が目的なのか、１度詳しく説明してくれると助かるんだけどねぇ」






「お黙りなさい。

終わり次第基礎訓練を始めます。メニューはみっちり考えてきましたので覚悟しておいてください」







そういうと、指示どおりにそれぞれ話し始めた。


素直でよろしい。





最初は嫌々話していたけれど、話が深く広くなるにつれて顔つきが真剣なものに変わっていった。






それから基礎訓練。


まぁ何をするでもなく、ただひたすらに走らせた。

走って休憩、走って休憩、たまに柔軟してまた走るの繰り返し。






「ボルサリーノ中将、スピードが落ちてます。

体力が足りてませんね。能力に頼り過ぎるなと言われませんでしたか？


クザン中将、走り方が雑過ぎです。

先ほど教えたフォームでしっかり走ってください。あんまりだらけてるとメニュー増やしますよ。


サカズキ中将、恥を捨てなさい。

まったく本気で走れてませんよ。上の者がしっかりしないで下に示しが付きますか？



さぁ、これがラストです。

次は手合わせ形式で能力強化訓練を行います。バテている場合じゃありませんよ！」






もう言葉も出せないくらい疲弊している３人に声をかける。

ちなみに私も一緒に走ってます。


クザン中将が死にそうな声で「バケモノ...」とか呟いてるのでもう一周増やしてあげました。


私ってやっさしい〜！





その後の能力強化訓練は疲れすぎた３人の介護()をしながらやりました。



もっと体力つけようね！！

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