十二話 ページ14
夢主side
若い海兵さんを見て思い出した。
私海軍から逃げたくてこうしてたんじゃん、何してんの？？
チラリと横目で海兵たちの様子を見るが、どうやらどう対処するべきか迷っているようで、こちらに気を遣う余裕がないらしい。
(チャンスかな)
「戦いながら聞いてください。」
「あぁ？」
ガラ悪っ！じゃなくて、めちゃくちゃ怪訝そうだがとりあえずは聞いてくれるらしい。
「私は現在とある理由にて海軍から逃亡中です。どうか、私を攫って下さい。」
どうかな。思い切って直球で言ってみたけど、仮にも乱闘している状態で聞き入れてくれるか......
「あぁ、良いぞ！“攫え”ば良いんだよな？」
あらやだイケメン。
すっごいいい笑顔で引き受けてくれた。しかも“攫う”の部分を強調したということは、私の状況をかなり詳しく察してくれている様子。
えっ？もしかして超能力者？？(違う)
私の頭がフィーバーしている間にするりと回される腕。
そのまま軽々と体を持ち上げ、ダッと力強く駆け出すロジャーさん。
...私、一応女性として平均くらいの体重なのだけれど、流石は男の人///
まぁ断りの一つもなく“女性”の体に手を回して担ぎ上げるなんて、総合してマイナス100点なんですけど。
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佐倉桜(プロフ) - えとーさん» ありがとうございます！！雰囲気を好きでいて下さるのなら、こらからも拘っていきます！ (2021年10月24日 15時) (
レス) id: c76bb7a1ea (このIDを非表示/違反報告)
えとー - 面白い！なんか、うまく言えないけど雰囲気がめっちゃ好きです！！ (2021年10月24日 15時) (レス) id: e63c5fa317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐倉桜 | 作成日時：2021年9月19日 0時
