十一話 ページ13
NO side
ドガァァアンッ))
ズガァァアンッ))
港に響く轟音に海軍が駆けつける。
軍艦を停船していたところとは正反対だったため、随分遅くなってしまったと若い海兵は少し焦る。
(1人にしてしまった彼女は大丈夫だろうか...、ちゃんと避難できていると良いが......)
焦りの中に、そんな1人の一般市民を案ずることのできる彼は、実に真っ直ぐと正義の道を進んでいることだろう。
だが、そんな彼の善意を汲まぬ薄らボケが2人。
「んだよ嬢ちゃん！チビっこいくせにやるじゃねえかっ！！」
「何回言えば気が済みますか老いぼれ爺！やはり海賊はこうですよね、さっきのが相当ザコかったんだッ！！」
「ええぇぇぇぇええええッッ！！！！！？？」
彼は心の底から驚いた。
なんたって、上司から丁重に持て成して護衛せよと言われた彼女が海賊と戦っているんだもの。
戦っているのは海賊の中でも更に要注意人物のロジャーだもの。
海軍すら手を焼いている危険人物相手にめちゃくちゃ互角に戦ってるもの。なんなら何かしらの友情が芽生えてるもの。
1つ言うとしたら、
「あ...貴女が先ほど捕らえたのは、懸賞金1億1200万べりーの海賊です！！！！」
「「そこかよッ！！！！」」
「違ったそこじゃなかったッッ！！！！！！？？？」
▶若い海兵 は 混乱 して いた
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佐倉桜(プロフ) - えとーさん» ありがとうございます！！雰囲気を好きでいて下さるのなら、こらからも拘っていきます！ (2021年10月24日 15時) (
レス) id: c76bb7a1ea (このIDを非表示/違反報告)
えとー - 面白い！なんか、うまく言えないけど雰囲気がめっちゃ好きです！！ (2021年10月24日 15時) (レス) id: e63c5fa317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐倉桜 | 作成日時：2021年9月19日 0時
