二十一話 ページ25
「女性を誘うには、あまり好まれる場所ではないですね。」
「すまんな、だがあんたも人に聞かれたくない話だろう？」
あの後、赤髪の海賊団はまだ酒場で飲んでいる。
多分やけ酒だろうな。
そんな中、私はベン・ベックマンに連れられて使われなくなった小屋の中。
雰囲気に欠けますが一応の気遣いも感じるので、プラスマイナス０点。
「さて、あんたとは前々から
「そうですか、前置きはいいのでご用件を」
冷たく感じるかもだけど、私は早くこの場を去りたい。
だって空気冷たすぎるしベン・ベックマンの視線は鋭すぎるし...、
何より一刻も早くマキノさんのお手伝いに行きたいです。(本音)
「じゃあ単刀直入に、あんた何モンだ？一般人じゃあねぇよな。」
「.........そんなに真っ直ぐ質問する男がいますか。
もっとやんわりと優しくエスコートしてこそ本物のいい男ですよ。まったく...
質問に答えましょう。私は.....................一般人です。」
その瞬間、寄りかかっていた壁からガタンとずり落ちるベン・ベックマン。
あら、意外にいい反応。珍しい一面を見れた。
「そういうのは、あなた方の船長に聞くのが一番ですよ。まぁ話す気があるならですけど。
ね、“船長さん”？」
「あ、バレてました？」
そう言って影からひょこりと現れる見習いシャンクス。
隠す気なんてなかったくせに白々しい。
(あとはお願いします)
そう伝えて、私は小屋を後にした。
待っててください愛しのマキノさん！今行きます！！
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佐倉桜(プロフ) - えとーさん» ありがとうございます！！雰囲気を好きでいて下さるのなら、こらからも拘っていきます！ (2021年10月24日 15時) (
レス) id: c76bb7a1ea (このIDを非表示/違反報告)
えとー - 面白い！なんか、うまく言えないけど雰囲気がめっちゃ好きです！！ (2021年10月24日 15時) (レス) id: e63c5fa317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐倉桜 | 作成日時：2021年9月19日 0時
