ただの日常.3 ページ3
マ｢一緒に祭り、行かねぇ？｣
『いいよ』
少し食い気味に答えると驚いたように目を見開いてから笑う
ぺーやんから呼び出される心配もないし少しは心置き無く遊べそうだ
マイキーの向こう側ではヒナちゃんがタケミチを祭りに誘っているみたいで仲良さそうに笑っている
『私もお祭り、浴衣着たいなぁ....』
マ｢着たらいいじゃん｣
『だめだよ。みんなが心配して男装しろって言ってくれてるのに自分からバラすようなことできない』
マ｢もういいよ。Aは強くなったし、俺らもAのこと命をかけて守るって決めたし｣
それに....、と空を仰いで続けるマイキー
マ｢自由に生きてるAが好きだって気づいたんだ。だからAは好きに生きていい。全部俺らが助けるから｣
思わぬ言葉に涙ぐむ
自由のなかった前世
今世はそれなりに自由に生きてはいたけど
大切な人に自分の自由を認めて貰えるってこんなに嬉しいことなんだと初めて知った
それは信頼であり、絆であり、愛だと
込み上げてくる気持ちに胸が締め付けられる
『ありがとう、マイキー。大好きよ』
涙を飛ばすように笑って言えば、頭を撫でてくれる
その顔は慈しむようで、どうしてこんなに私を愛してくれるのか分からないけど
それでもこんなに嬉しいことは無いと幸せを噛み締めた
『よし！遊ぼう！！ほら、マイキーも行こ〜』
座るマイキーに手を差し出すと、その手を掴んで引き寄せられる
マイキーの上に倒れ込む
そのまま背中に優しく手を置かれさすられる。マイキーの心臓の音が聞こえる
少し早い鼓動に私の心臓まで早くなっていく
『どうしたの....？』
マ｢....何があっても守るから。Aだけは絶対に｣
それは黒い衝動と闘うマイキーの決意であり、理性なのだろう
それならばいくらでも守られるお姫様になろう
性に合ってなくてもそれでマイキーが救われるなら
『うん、信じてるよマイキー』
心の底から出た言葉
マイキーを見上げればそっと唇が重なった
マ｢どんなAでも俺は受け入れる。だから俺のことも受け入れてくれる？｣
『もちろんですよ』
それが歪な愛の始まりであることに気づいていたけれど知らない振りをしたのはマイキーのためか、自分のためか
そのまま何事も無かったかのように立ち上がって2人で輪の中に入っていく
自分の選んだ道ならば後悔さえ愛せる
例えどれだけ人を歪ませるものだとしても
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凹凸(プロフ) - ひー(比古)さん» まさかのですっ！！設定盛りすぎ夢主ちゃんをぜひ堪能してください！(？) (2021年10月10日 12時) (
レス) id: a5bb44ea25 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - えっ？…まさかの夢主が未来に (2021年10月9日 16時) (レス) id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
凹凸(プロフ) - 愛菜さん» 愛菜さんコメントありがとうございますm(_ _)mぜひ夢主ちゃんの成長を見守っててください(〃艸〃) (2021年10月2日 12時) (レス) id: a5bb44ea25 (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - こんにちは、はじめまして！お話読ませて頂きました。凄く素敵なお話でこのおはに出会えて本当に良かったです！！！小学生のヒロインちゃんが大きくなったらどうなっていくのかとても楽しみです。更新ありがとうございました。 (2021年10月1日 16時) (レス) @page9 id: ec8eca325c (このIDを非表示/違反報告)
凹凸(プロフ) - 夜空さん» 夜空さんコメントありがとうございます！まだまだ続く予定なのでぜひお付き合い下さい〜(*´▽｀*) (2021年9月30日 20時) (レス) id: a5bb44ea25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凹凸 | 作成日時：2021年9月30日 1時
