逆ハーは別に狙ってない！！！【東リベ】

病院.6 ページ22

そう言って笑うと、ドラケンとマイキーの方が泣きそうな顔になる


別に言われ慣れてるし傷ついてないんだけど


2人の方が悲しそうだから私まで泣きそうになる


『ほんとに大丈夫だよ....だからそんな顔しないで』


多分今までいちばん下手くそな作り笑いで2人の頬を撫でる


『絶対に愛美愛主潰そうね』


2人とも私の手を握りしめて


マ｢当たり前だ｣


龍｢あぁ｣


強く答えた


『帰ろう』


その言葉を合図に手を握りしめたまま歩き出した


マ｢あーなんか腹減っちゃったなー｣


龍｢は！？さっき食ったばっかだぞ｣


いつも通りに戻った2人に安堵する


あとはパーちんに長内を刺させない


清正にドラケンを刺させない


この2つだ


『私もお腹すいた〜』


龍｢しゃーねぇな。ファミレスで良いか？｣


マ｢またー？｣


ドラケンの言葉にマイキーがグダる


私はそれを見て笑っていた


視界の端に映る金髪を見なかったことにして


これが強制力か


絶対見失ったと思ったんだけど


多分どこかで2人を見つけて原作通り着いてきたのだろう


さっきの行動も見られてたわけだ


タケミチの中でさらに私という存在の不可解さが増したかもしれない


未来での私の立ち位置が分からないからタケミチの今後の動きも予想できない


『ファミレスで良いよ〜』


マ｢Aがそう言うなら良いけどさ｣


悩みの種はやっぱり予想できないことだよな


タケミチの"みんなを助けたい"の中に東卍メンバーとヒナちゃん以外は含まれてない


でもそれでは私の助けたい気持ちには及ばない


いつかタケミチを邪魔する日が来るかもしれない


その時は覚悟しててねタケミチ


タケミチが邪魔者を排除するように、私も邪魔者は消さないといけないから


せいぜい私の邪魔にならないところで頑張ってよ


タケミチの方をちらっと見ると目が合う


それに対して笑ってみせるだけで直ぐに顔を戻した


タケミチはきっと直ぐに未来へ戻る


長内のことを聞くために


もしかしたら私のことも調べるかもしれない


そしたらタケミチの行動はもっと予測不可能になる


無い頭をフル回転させて今後のことを考えれば頭痛がしてくる


しばらくは大人しくしてくれることを祈ろう

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