逆ハーは別に狙ってない！【東リベ】

好感度って.2 ページ12

私はこれを勝手に"好感度"と呼ぶことにした


この文字は私にしか見えないようで、気づいたのは2人がうちに遊びに来はじめて2度目の時


蘭のVネックの隙間から光が見え、ふざけたフリしてのぞき込むとあった


最初はなにか分からず触ってみたり、蘭に甘えてみたり、イタズラしてみたりしたところ数字の上下があった


数字が上がれば蘭はご機嫌。下がるとちょっと不機嫌


乙ゲーも嗜んでいたAは"なるほど...."と早々に理解した


ナビは見つけていないが、理解した


つまりこれは乙ゲーシステムなのだと


竜｢Aは学校行きたい？｣


数字をガン見していると頭上から声が落ちてきた


『うん！おともだち....ほしい....』


ずっと家にいたAに遊ぶ友達がいるはずもない


特に外に出ることを禁止されていた訳では無いが年齢も年齢だしなかなか勝手に外に出ることは難しい


そんなこんなでAは所謂、ぼっちというやつだ


蘭｢えーAには俺らがいれば良くない？｣


竜｢なー｣


2人は顔を見合せ同調する


『らんにぃも、りんにぃもだいしゅき

でもおともだちほしい！』


そう高らかに宣言すると竜胆の腕から逃げ出し仰向けに寝転ぶ蘭の上によじ登る


胸の上に寝転び、服を両手できゅっと握りしめると両手で支えてくれる蘭


下から見るとブスとよく言うが下から見てもイケメンな蘭


しかし12、3でこんなに甘やかすのならもし100とか行ったら大変なことになりそうだな...


蘭｢お友達....ねぇ｣


竜｢まー、でもまだ3歳だからなぁ｣


『あと何日で行けりゅ？』


蘭の上で足をパタパタさせ首をかしげる


蘭｢あと1000日以上かな〜｣


『しぇん....』


竜｢果てしないな｣


Aが呆然と呟くと竜胆が笑いながら言う


そう言えばマイキーたちの年齢は今いくつだっけ


私がH7に生まれてて、マイキーたちがH2世代って言われてたから


5つ上か


ってことはワンチャンH2、H3世代のメンツと会える！


これは会わねばっ！


しかも神様のお墨付きで推しとの恋愛が許されてるんだからこれを活用しない手は無いよね


『Aしぇんにち、まつ！』


蘭｢え〜！蘭にぃがお勉強教えてあげるよ〜？だから学校なんて行かなくて良いよ｣


『やだ！いくの！』


前世でできなかった青春の謳歌をするんだ！


私は意気込んでナビの捜索も視野に入れながら計画を練ることに決めた


それから計画に頭を捻りながら日々を過ごしその日を待ったのだった

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