検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:1,231 hit

▼__04 ページ4







ん?今呼ばれた?


振り向くと多分さっきの集まりの中の男の子。


「はい……」


小さく返事をすると
自分よりうんと年下に見えるその男の子は
私があまりにも怪訝そうな顔をしていたのか
先程の勢いとは打って変わって
消え入りそうな声で『いや…その…』と呟いた。


「あっ!いや、ごめんなさいっ
あまり社外で声をかけられることがないので
びっくりしちゃって、、」


『これ、さっき拾ったんで、そこで…
違いましたか?』


差し出された手には
変哲もないボールペン。


自分の手元を見ると
さっきまで持ってたはずのペンが無かった。


「あ!これ!私のペンです!
さっき落としたのかな、気が付かなかった…
拾ってくださったんですね、
ありがとうございます、助かりました!」


そう言いながらふと
目の前の男の子に目を移す。


綺麗…


『え?』


「えっ…?え!?あっ、ごめんなさい、
あの、なんでもないです!」


この辺りじゃなかなか見ない程
宝石みたいに綺麗な眼をしてたから
声に出てた、やば。


ボールペンを受け取ろうと
差し出された手に手を伸ばした。







▼__05→←▼__03



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:美少年 , 金指一世 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:麦田 | 作成日時:2022年8月12日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。