お館様のお子様はのびのびと生きたい。【鬼滅の刃】

廿肆　「対応も人による」 ページ24

次の任務場所へと鎹鴉の案内のもと小走りで急ぐ。てってけーと走っているとどこかで聞いた事のある叫び声が。





「頼む！頼むよ！婚約者の子に好きになってもらうにはどうしたら良い！？教えてください！！！」





善逸だと確認した後、全速力で女の子と善逸の間に入った。





『お嬢さん、この人は僕が何とかしますので。帰り道は気を付けて』


「あ、ありがとうございます」





片手を握りながらそう言うと頷いてくれた女の子。
手を軽く振りながら見送った後、「え？嘘。俺幻覚見てるの？？？会いた過ぎて幻覚まで見える様になっちゃったの！？」と早口で喋る婚約者(仮)へと目を向ける。





『善逸。久しぶり』


「ギャアアアアアアアア！！！Aちゃんだ！！！会いたかったよぉおおおおおおお！！！」





相変わらず元気だなぁ。
私は初任務が濃すぎてちょっと疲れてる(正直)

無遠慮に抱き付いて来た善逸の頭を撫でる。そしたら抱き締める力が少し増した。
離れる気配がない善逸に困り始めた時、優しい赤色の目をした友人が引き剥がしてくれた。





『炭治郎！久しぶりだな！！僕、スゴく会いたかったよ！！！』


「俺もだA」


「待って！？俺の時と差ありすぎじゃない！？しかも何その会話！！！もはや恋仲の会話じゃん！！！」





何を言う。
抱き締めてはないし、頭を撫でたりしてない(そういう問題じゃない)

善逸はその後色々言ってたけれど早くて聞き取れなかった為、頷きで終わった(雑)

廿伍　「友人だから」→←廿参　「ある意味スゴい」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す