お館様のお子様はのびのびと生きたい。【鬼滅の刃】

廿弐　「騒がしい店」 ページ22

改めて店内を見回す。
小物が売っているお店な様で、綺麗な髪飾りがたくさんあった。

その中でも黄色い紐が目に入った。





『....善逸どうしてるか...な』





自分の言った言葉に驚いた。
黄色は善逸の様に思ってるんだなきっと(誤魔化した)

首もとの布に顔を埋めた。
持っていた紐を戻して、店員さんを探す。





「ばっちゃん、お客さん来てる！！」


「はいはい...おや、これまた顔が整った男が来たもんだ」





階段から男が下りて来て次にお婆さんが下りた。
お婆さん.....
老人を狙う鬼ならここ居ようか。

近寄って来たお婆さんに少し緊張する。
ほら、刀がバレたらまた逃げる事になるから...

男が「ばっちゃん！失礼だろ！」と言うと「お前も顔が良けりゃこんなことしないさ」とお婆さんが言った為、喧嘩勃発。





「ばっちゃんの血が濃いんでね！！！」


「こんな美人の血が濃いって言うのに何でそんなパッとしないんだい！」


「はぁああああ！？美人！？美人(笑)の間違いだろ！！」


『いや(笑)はいらないと思うんだ』





何回か止めても無視された。
うん、喧嘩する程仲が良いって言うしそっとしとこう(逃げた)
別に喧嘩しない人たちが仲悪いって訳じゃないからね？(言ってない)

小物を見て回っていたら、扉が開き、バタンッ！と音を立てて閉まった。
あれ、この光景さっき見た気がする(自分)

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