お館様のお子様はのびのびと生きたい。【鬼滅の刃】

拾壱　「煽りという程素晴らしい武器はないと思う」 ページ11

男に胸ぐらを掴まれる。暴力でしか解決出来ないのか君は。
睨まれながらも私は怯む事なく言う。





『それとも何？鬼殺隊の人が髪を掴もうとしてたの？年下の子の髪を？まさかねぇ。人を守るのが鬼殺隊な事くらい分かってるよね？』





煽り全開で言った私に拳が来る。
まぁ片手で止めたんですけども。

いやー早く離してくれないかな。爪先立ちだから足つりそうなんだよ(呑気)





「離せ。離さないなら折る」


「やれるならやってみろよ」





直後に聞こえる聞きたくない音。
男はうめき声を。私は耳を塞ぐ(遅い)

「大丈夫か？」と聞いてきながら襟元を直してくれる炭治郎。
君の握力どうなってるんだ。手握れない(握らなくていい)

そして何事も無かった様に話を続ける弟妹。
寸法や石を選ぶなどして、弟妹は用が済むと直ぐに帰った。





『善逸。久し____ヴッ』


「ねぇ大丈夫！？怪我してない！？ごめんね助けられなくて！！！」


『大丈夫...』





突進して来た善逸を宥める。
助けようという意志はあったんだと少し心が温かくなった。

約束通り女だと正直に言うと「なら結婚出来るね！俺と！！！」と言って来た為『そうだね』とふざけて返したらボフッと真っ赤になった。

拾弐　「仮だけど」→←拾　「虫の活用法」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す