卅壱 「眩しすぎるから」 ページ31
命より大切。炭治郎はそう言った。
それは嘘ではない事は分かっていて、だから強く責めれない。
君は鬼殺隊でしょ。
鬼を連れてるなんて言語道断。
鬼殺隊を舐めてるのか。
色んな事が思い浮かんでいる中、炭治郎を見て自然と口を開いた。
『鬼だろうが、僕は......身体を張って守った善逸の行動を無駄に出来ない』
視線を猪頭に戻しながらそう言った。
我ながら卑怯だと思う。
逃げたんだ。
友人を取るか、鬼殺隊を取るかの二択じゃなくて
友人を選んだ善逸を盾にしたんだ。
何気に目の前の猪頭より酷い行動な気がする()
私の言葉に余計に怒った猪頭が刀をこちらに向けた瞬間、猪頭が吹っ飛んだ。
文字通りの意味で。本当に(疑ってない)
明らかに骨が折れた音が間近で聞こえた気がしなくもない(した)
吹っ飛んだ猪頭を目で追っていたら、炭治郎がこちらを向いた。
「A」
『...何?』
彼が微笑んで言った。
「ありがとう」
こんなに優しくお礼を言える友人が酷く、眩しいと思った。
その姿を見たのは....二回目で。
私はきっと、下手な笑顔で『うん』と頷いた。
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夜狐灯 - 空嘘@眠い。さん» ありがとうございます!めちゃくちゃ頑張ります! (2020年3月4日 23時) (レス) id: 4e4250c0e5 (このIDを非表示/違反報告)
空嘘@眠い。(プロフ) - 面白い!これからも頑張ってください! (2020年2月28日 19時) (レス) id: 973ad159ae (このIDを非表示/違反報告)
夜狐灯 - るるさん» ありがとうございます!頑張ります。 (2019年12月7日 15時) (レス) id: dcf37bcbea (このIDを非表示/違反報告)
るる - 頑張って (2019年12月6日 21時) (レス) id: 1693111f55 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐灯 - ありがとうございます!頑張ります! (2019年11月3日 15時) (レス) id: dcf37bcbea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜狐灯 | 作成日時:2019年8月26日 2時