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「コーヒーでいい？」
「あ、うん、ありがとう」
役場の奥にある応接
ソファに座った俺に
ニノがコーヒーの入った
紙コップをテーブルに置いてくれた。
俺の横に座ったニノが
ずずっと啜る音をさせて
コーヒーを飲んだ。
「これすごいね、ほら！」
「ん？」
と言って俺にスマホの画面を
見せてきた。
「いいね！ボタンが押されてる
それに、美味しかったってコメント
も多いし」
「うん」
「嬉しい？」
「ん、まぁね」
「またまた〜すげぇ嬉しい癖に」
「やめろって！」
俺の腕をツンツンしてくる
ニノから逃げる様に体を
捩ると今度は腰を突いてくる。
最後の方は俺も笑っちゃって
やり返してやった。
「おーい、二宮、昼終わるぞ！」
「あ、すいません」
気付いたら１３時なっていて
俺も足早に役場を後にした。
自転車に跨って
首に巻いたマフラーを
口にまで引き上げた。
白波が打ちつける
浜辺を見ながら
ずっと考えてた。
店の反響があんなにあるなんて。
ニノには強がったけど
すっげぇ嬉しかった！
自転車を止めてふぅっと息を吸った。
海に向かってバカ野郎って
叫ぶじゃないけど、やったぞー
って叫んでやった。
「翔さん、どうしたの？」
「うわぁっ！焦った」
はははと笑って前から歩いて
来た松潤が手を上げた。
一人で何してたの？って
ニヤニヤしながら聞かれた。
俺は自転車を転がしながら
松潤と２人で歩いていた。
家の前の緩やかな坂道
に着くと、じゃあと言って
別れて歩こうとしたら
「翔さん！」
「ん？」
と松潤の声に振り向いた。
帰ろうとした道を
戻ってきて俺の前まで
来て止まった。
「俺、、翔さんと
働けて嬉しいよ！本当に」
「お、おぉ。俺もだよ」
俺も同意見と返すと
下を向いた松潤が
また俺を見た。
「俺は翔さんが…」
「俺が？」
「あ、えっといや、
なんでもない////」
「はぁ？」
松潤は慌てた様子で
来た道を戻って行った。
「なんだよ…気になんじゃん
なんか悩みでもあるのかな？」
誰に言うともなくボソっと呟いた。
俺も坂道を登ろうと
自転車の方向を変えた時だった。
「…翔」
「美咲…どうして？」
美咲は小さなスーツケース
を片手に薄く微笑んだ。
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翔華(プロフ) - はるさん» はるさん、初めまして、こんにちは。コメント有難うございます！心が広い菩薩の様な智くんを書きたいかったのでそう言ってもらえて嬉しいです＾▽＾もう少しこのお話にお付き合い下さいね！幸せな2人が好きなので♪ (2018年3月29日 13時) (
レス) id: 37eca17cbd (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 翔華さん、こんにちは。更新ありがとうございます！なんて酷いことが！と思ったら智くんのなんて優しく大きいこと！離れた絵はくれてやる！って格好いいです！楽しみにしています。 (2018年3月28日 15時) (レス) id: 2e57ade7fe (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - satoshiikoさん» コメントありがとうございます！はい、前進あるのみ！ですね♪(*^^*)パワーいただきましたよ、ありがとうございます((o(^∇^)o))色々相談して縁のある会社に行ければなと考えてます！ (2018年2月7日 13時) (レス) id: 5a0dcd6872 (このIDを非表示/違反報告)
satoshiiko(プロフ) - こんはまんは！ 就活、頑張ってください！ きっと翔華さんにとってベストな道が開けるはず。♪前進あるのみ〜♪ (2018年2月6日 21時) (レス) id: 6dba7c15f5 (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - ショウさん、コメント有難うございます！はい、やっと２人の気持ちが動きました＾＾ やっぱり甘いのが書きたいのでやっとという感じですね。。。これからも和んでもらえるように頑張りますね。有難うございました！ (2017年12月27日 19時) (レス) id: 37eca17cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔華
| 作成日時：2017年11月6日 13時
