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久しぶりのキエばあちゃんとの食事も
すごく楽しかった。
智くんは泊まっていけばと言ってくれたのだが
明日までに仕上げないといけないＷＥＢ記事があった。
店の収入だけではコト足りない為に
俺は細々とだが電子版のカフェ記事の出版部から
お誘いがあって記事を書くことにしたのだ。
２日前の店が繁盛したのも、記事がＷＥＢに載り始めて
それのＰＲ部の人が校正してくれたのが功を奏したんだ。
ＬＥＤのブックライトをつけながらパソコンをタップ
していると、携帯が鳴った。
「ん？編集者の人かな？」
そう思って携帯へ手を伸ばしてとると
「あ、智くんだ」
そこにはひとことだけ、『電話して大丈夫？』
と表示された。
「なんだろ？」
そう思ってタップして電話する。
『翔ちゃん…ごめん。仕事中だよな？』
「うん、でもちょうどひと息入れようと思ってとこ。
まだ寝ないしね」
『そっか…』
歯切れの悪い返事な気がして俺は
一拍反応を待つことにした。
「…どうしたの？」
受話口でスンと鼻を吸う音がして
「智くん…どうした？」
『翔ちゃん…っ、と、止まんねぇよ」
「どうしたんだよ…」
電話の向こうで智くんが泣いている。
堪え切れずに堰切ったように。
『ば…ばーちゃんがさ、悔い残すなって…』
「どういう意味…？」
しばらく智くんが落ち着くまで待つ
ことにした。
パソコンの電源を切って俺はひたすら
彼が落ち着くのを待ったんだ。
取り乱す智くんは初めてだった。
きっと最初は自分だけの中に留めようと
したんだ。
でもきっと何かあってそれが抱え切れなく
なっちゃったんだ。
少しずつ、俺はただ大丈夫だよ…って
言葉を繰り返した。
そしたら絞るように言葉を紡いだ。
俺は、頭を鈍器で殴られたような衝撃を受けた。
キエばあちゃんは、余命２カ月だと宣告されていた。
残りを家族と過ごすことを選んだんだ。
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翔華(プロフ) - はるさん» はるさん、初めまして、こんにちは。コメント有難うございます！心が広い菩薩の様な智くんを書きたいかったのでそう言ってもらえて嬉しいです＾▽＾もう少しこのお話にお付き合い下さいね！幸せな2人が好きなので♪ (2018年3月29日 13時) (
レス) id: 37eca17cbd (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 翔華さん、こんにちは。更新ありがとうございます！なんて酷いことが！と思ったら智くんのなんて優しく大きいこと！離れた絵はくれてやる！って格好いいです！楽しみにしています。 (2018年3月28日 15時) (レス) id: 2e57ade7fe (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - satoshiikoさん» コメントありがとうございます！はい、前進あるのみ！ですね♪(*^^*)パワーいただきましたよ、ありがとうございます((o(^∇^)o))色々相談して縁のある会社に行ければなと考えてます！ (2018年2月7日 13時) (レス) id: 5a0dcd6872 (このIDを非表示/違反報告)
satoshiiko(プロフ) - こんはまんは！ 就活、頑張ってください！ きっと翔華さんにとってベストな道が開けるはず。♪前進あるのみ〜♪ (2018年2月6日 21時) (レス) id: 6dba7c15f5 (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - ショウさん、コメント有難うございます！はい、やっと２人の気持ちが動きました＾＾ やっぱり甘いのが書きたいのでやっとという感じですね。。。これからも和んでもらえるように頑張りますね。有難うございました！ (2017年12月27日 19時) (レス) id: 37eca17cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔華
| 作成日時：2017年11月6日 13時
