９１ …Oside ページ45
目の前の相葉ちゃんはすげぇ
幸せそうな表情でニノを見てるのが
こっちの方が恥ずかしくなった。
翔ちゃんはニノと目を合わせてた。
ニノは少し困った様な視線を翔ちゃんに
寄越して助けを求めるようでそれがおいらに
はオオウケで。
「おっさん、何笑ってんだよ！」
ってニノにチクリと指摘された。
「だって、いまだに信じらんねぇんだもん。
まさか、ニノがさ、クッ」
「後で、アンタ、許さねーからな」
「何なに！？ニノは俺じゃ嫌なの？」
「ちが、今はもーいいんだよ、アンタ口挟むな」
「ニノぉ〜」
「まぁまぁ…仲良くしてよ」
翔ちゃんがおいらたちの間に入って
宥めにかかる。
早速、ニノは相葉ちゃんを尻に敷いてやがるな。
まぁ、良かったけど。
すると、俺の携帯が鳴った。
相手は店からだった。
「もしもし」
おいらが通話を始めると翔ちゃんが
こちらを向いて、皆に静かにするように
人差し指をたてて、唇に持っていって
皆に指示した。
そういう気遣いが好きだ。
「えっ！ばーちゃん、退院すんの？
もう大丈夫なのかよ？お、うん。分かった」
かーちゃんからの思いがけない電話に
俺は片手でガッツポーズしていると
いつのまにか、俺のすぐ傍へやってきて
おいらの携帯に耳を近づけてる翔ちゃんが居た。
「電話、どうしたの？」
ずいと身を前にして翔ちゃんがドアップに迫る。
可愛い唇が近くて焦る。
「うん、かーちゃんからでさ、明後日
ばーちゃんが退院すんだって」
「えっ！じゃあ、これからずっと智くんちに
行けば、キエばあちゃんに会えるの？」
「そういうことだ！」
「やったー！」
翔ちゃんからガバッとおいらに抱きついて
きたから思わず、ガッシリと受け止める。
途端に３人の視線がおいらに集中する。
「あーあ、見せつけてくれるぜ」
「ニノ、ほら、おいで！！」
「ほら、じゃないんだよ、アンタも///」
「お前らまでイチャつくんじゃねーよ！」
ニノのつぶやきに相葉ちゃんが両手を広げて
迎えるもあっけなく拒否され、呆れた表情の
松潤がそれを止めていた。
「あっ…、ごめんつい…//」
慌てておいらから離れる翔ちゃんは
耳を赤くしたまま俯いていた。
ぬくもりがすぐに消えてちょっと寂しい。
「明後日、病院に迎えに行こうな！」
「うん」
そうコクンと頷いた翔ちゃんの
頭を撫でてると、また後方から溜息が漏れて
おいらの手が止まったんだ。時すでに遅しだけど。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 706人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
翔華(プロフ) - はるさん» はるさん、初めまして、こんにちは。コメント有難うございます！心が広い菩薩の様な智くんを書きたいかったのでそう言ってもらえて嬉しいです＾▽＾もう少しこのお話にお付き合い下さいね！幸せな2人が好きなので♪ (2018年3月29日 13時) (
レス) id: 37eca17cbd (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 翔華さん、こんにちは。更新ありがとうございます！なんて酷いことが！と思ったら智くんのなんて優しく大きいこと！離れた絵はくれてやる！って格好いいです！楽しみにしています。 (2018年3月28日 15時) (レス) id: 2e57ade7fe (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - satoshiikoさん» コメントありがとうございます！はい、前進あるのみ！ですね♪(*^^*)パワーいただきましたよ、ありがとうございます((o(^∇^)o))色々相談して縁のある会社に行ければなと考えてます！ (2018年2月7日 13時) (レス) id: 5a0dcd6872 (このIDを非表示/違反報告)
satoshiiko(プロフ) - こんはまんは！ 就活、頑張ってください！ きっと翔華さんにとってベストな道が開けるはず。♪前進あるのみ〜♪ (2018年2月6日 21時) (レス) id: 6dba7c15f5 (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - ショウさん、コメント有難うございます！はい、やっと２人の気持ちが動きました＾＾ やっぱり甘いのが書きたいのでやっとという感じですね。。。これからも和んでもらえるように頑張りますね。有難うございました！ (2017年12月27日 19時) (レス) id: 37eca17cbd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：翔華
| 作成日時：2017年11月6日 13時
