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「今日、泊まって行かない？」
俺は大胆にも智くんを引きとめた。
智くんは驚いていたけど、一つ返事でＯＫが出た。
「うん、今日、翔ちゃんちに泊まるから。
あ、大丈夫だって。明日朝帰るから店に出るよ」
智くんがお母さんと話してるのを見ながら
皿を洗っていく。
そうだよな？智くんには本業があるんだ。
無理させたかな…？
「オッケーだよ、翔ちゃん」
「あ…、店大丈夫？」
「うん、問題なし。２人っきりだな」
急にシーンとする変な間が空いたことで
緊張してきた。
智くんまで急に口を噤んで、皿でも拭こうかな
って俺の隣に並んだ。
「ご馳走様でした。すごい美味しかった」
「どういたしまして。また食べような」
っていって下を向く智くんの耳が真っ赤に
なっていて俺までも熱くなった。
皿を仕舞い終ると、居間に戻ってテレビをつける。
画面には、お笑い芸人のコンビが漫才を
繰り広げていた。隣にいる智くんは
笑って見てる。俺が淹れた暖かい緑茶が
はいった湯のみに手がかかっていた。
それを右手に持って口を付けてゆっくり啜る。
「翔ちゃん？面白くない、これ？」
「へぇ？…いや、面白いよ」
「さっきからいつもの笑い声が聞こえないから…」
「もう寝ようか？」
「え？もう寝るの？もう少し話…」
智くんが言いかけて少し考えて口を閉じた。
俺は不思議に思ってじっと待つ。
「寝ながら話そうか？」
そういってふにゃっと笑った。
卓袱台を片付けて二組の布団を敷いた。
智くんに俺のパジャマを渡して着替えた。
布団の中に入ってごろりとすると
智くんと目が合う。
「翔ちゃん」
「ん？」
「布団、近くに寄せていい？」
確かに僅かだけど隙間を空けた。
特に意味はなかったけど。
じゃ…と言って俺の布団をぴったりと智くんのとを
寄せて振り返るとすぐそばに体温を感じた。
気付いたら智くんが俺を抱きしめてくれてた。
ぬくもりが目の前にあって肩にかかる手を俺も重ねて
みると、スローモーションのようにゆっくりと
右に動いていって、智くんの唇が触れたんだ。
抗えなかった。
何度触れてもすんなり受け入れた。
ゆっくりと布団に寝かされて上から
降りてくる智くんからの優しい行為に委ねた。
暖かくてくすぐったい程の柔らかい感触が
嬉しくてもっとと欲してしまう。
多分何度も智くんの名前を口にしたのは
今日が初めてだ。
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翔華(プロフ) - はるさん» はるさん、初めまして、こんにちは。コメント有難うございます！心が広い菩薩の様な智くんを書きたいかったのでそう言ってもらえて嬉しいです＾▽＾もう少しこのお話にお付き合い下さいね！幸せな2人が好きなので♪ (2018年3月29日 13時) (
レス) id: 37eca17cbd (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 翔華さん、こんにちは。更新ありがとうございます！なんて酷いことが！と思ったら智くんのなんて優しく大きいこと！離れた絵はくれてやる！って格好いいです！楽しみにしています。 (2018年3月28日 15時) (レス) id: 2e57ade7fe (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - satoshiikoさん» コメントありがとうございます！はい、前進あるのみ！ですね♪(*^^*)パワーいただきましたよ、ありがとうございます((o(^∇^)o))色々相談して縁のある会社に行ければなと考えてます！ (2018年2月7日 13時) (レス) id: 5a0dcd6872 (このIDを非表示/違反報告)
satoshiiko(プロフ) - こんはまんは！ 就活、頑張ってください！ きっと翔華さんにとってベストな道が開けるはず。♪前進あるのみ〜♪ (2018年2月6日 21時) (レス) id: 6dba7c15f5 (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - ショウさん、コメント有難うございます！はい、やっと２人の気持ちが動きました＾＾ やっぱり甘いのが書きたいのでやっとという感じですね。。。これからも和んでもらえるように頑張りますね。有難うございました！ (2017年12月27日 19時) (レス) id: 37eca17cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔華
| 作成日時：2017年11月6日 13時
