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放課後の教室。
先生の手伝いをしていてすっかり遅くなってしまった。
美久が一緒に手伝おうか？って言ってくれたけど、
申し訳ないから丁重に断った。
さっさと帰ればいいものの、何気なしに自分の席に座ってみる。
誰もいない教室はいつもより広く感じて。
窓からは綺麗な夕日が見えて、明日も晴れだなーなんてボーとしてた。
美久からあの日カフェで侑斗と話してたのは、恋愛相談をしてたからだと打ち明けられた。
美久は和希が好きで、クッキーは渡す前に「甘い物苦手」と和希が言ってたから
隣に居た侑斗につい渡してしまったらしい。
そうなると和希は美久が好きで、美久は和希が好きで。
でも侑斗は？美久はそうじゃなくても侑斗は美久の事好きかもしれない。
胸がキュっと苦しくなる。
ガラッ
突然教室のドアが開いて思わず顔を上げた。
そこには驚いた顔をした侑斗。
あれ以来一緒に居る事も少なくなった。
そうだ、幼馴染…一緒に居すぎで腐れ縁を腐らせすぎたんだ。
自分に言い聞かせて距離を取った。
当然顔も合わせづらくなって、『あー、もう帰るから。』
なんて顔も見ずに、鞄を掴んで足早に教室を出ようとする。
それなのにすれ違いざまに腕を掴まれた。
「…送る。」
『…いらない。』
「送る！」
『だからいらないって！！』
「っ！お前何なんだよ、和希は美久が好きなんだろ？いい加減諦めろよ！」
『ハァ！？何で和希の話が出てくんの？意味わかんない！』
掴まれた手首を壁に押し付けられ、片腕で囲うように追い詰められる。
…これは、いわゆる。壁ドン…
見下ろす侑斗は口角を上げてサドっ気たっぷりに微笑む。
「正直油断してたわ…常に目光らせてたし大丈夫だろって。」
「なのに突然意味わかんねぇ事言ってキレて構うなって言うし。」
「俺から距離取った途端、他の男がこれみよがしに寄ってくるし。」
『侑斗…？』
半分独り言に近い侑斗の言葉に戸惑いながら思わず名前を呼ぶ。
知らない、こんな侑斗を私は知らない。
ずっと一緒に居たのに今の侑斗が何考えてるか解らない。
言いたい事言って、見下されて、段々ムカついてきた…
「なあ、和希の気持ち知ってんだろ？あいつら応援してやれよ！」
『…侑斗にだけは言われたくない！美久の気持ちも知ってんでしょ！？
アンタが本気なら止めない…けど…！』
言ってて悲しくなって下唇を噛んでうつむく。
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おこめ(プロフ) - ちえさん» うわー！そう言って頂けるととっても嬉しいです！ホクロネタも受け入れて頂いたようでホッとしました…あのすばる君本当に嬉しそうに言ってて見てて幸せになりますよね。こちらこそ素敵なリクエストありがとう御座いました！＾＾ (2017年4月9日 14時) (
レス) id: 9bbb71cfd8 (このIDを非表示/違反報告)
ちえ(プロフ) - 嬉しかったです！！！ありがとうございました！！！ (2017年4月9日 13時) (レス) id: d2d1e34226 (このIDを非表示/違反報告)
ちえ(プロフ) - アダムとイヴのリクをした者です！とても！とっても最高でした！！！肉食横山くんにおもわずニヤニヤが止まりませんでした！大倉くんも可愛くて、、そして同じところにホクロ！わたしもクロニクルのときのすばるくんの兄弟なんだなったセリフ好きだったのですごい (2017年4月9日 13時) (レス) id: d2d1e34226 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - みるくさん» お返事遅くなりすみません！いえいえ読み返せば読み返す程「ドSになってるだろうか…」と不安になってしまって申し訳なく…！こちらこそ今後もよければよろしくお願いします＾＾ (2017年2月27日 22時) (レス) id: 9bbb71cfd8 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - おこめさんリクかいてくれてありがとうございます！とても素敵なお話になってて嬉しいです！またよろしくお願いします！ (2017年2月25日 23時) (レス) id: a00193c802 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おこめ | 作成日時：2017年2月18日 3時
