> 44 ページ45
ショウゴside
Aがステージに登場した途端、会場の盛り上がりが一気に上がった。
Aはいつもの投げキッスを会場の観客に向けてした。
するとまた歓声が大きくなった。
今日は女子だけではなく男子もいるせいか、いつもより盛り上がりが凄い。
ステージに上がったAは観客の多さにビビってしまったのか、マイクを持っている手が小刻みに震えている。
ショウゴ「 頑張れA〜! 」
誰よりも大きな声で俺がそう言うと、Aはちらっとこちらを見て、小さく笑った。
手の震えも収まった気がした。
音楽が流れ出し、Aは音に合わせて歌ったり、踊ったりしていた。
生で見るAのライブは初めてだったので、すぐに見入ってしまった。
後ろで騒ぐ熱狂的な男子のファン達に少し苛立ちを感じながらも、俺もAを応援した。
横でゆいが「 凄いでしょ? 」とAのことについて茶化してきたが、俺は素直に「 うん 」と答えた。
前に見たAのライブよりダンスレベルも歌のレベルも上がっている。
何より、とても楽しそうにライブをしているAがすごく綺麗だった。
たまに俺と目が合うと恥ずかしそうに笑うAがとても可愛いかった。
近くにいたコヨイとアサヒも俺の隣に来て、茶化し始めてきた。
アサヒ「 どうよ〜?彼女さんのライブ 」
コヨイ「 随分と顔が赤いようだけど? 」
俺を茶化すのはそんなに楽しいのか。
「 うるさい 」
もちろんいつも通り無愛想に返す。
アサヒとコヨイは俺をみて笑い始めた。
「 なんだよ…失礼な奴らだな! 」
アサヒ「 しょーちゃんが楽しそうだから 」
コヨイ「 女子プリ大反対だったのにね 」
…そんなこともあったような。
その話を聞いていたゆいは嬉しそうに「 女子プリもいいでしょ! 」と自慢してきた。
「 いや…それは、Aがいるか…ら 」
何 を 言 っ て い る ん だ 俺 は 。
アサヒ「 Aちゃんチョー大好きじゃん!ヤベー!しょーちゃんチョー可愛い! 」
コヨイ「 素直で可愛いね 」
ゆい「 Aちゃんに言っちゃお! 」
この3人に茶化されたのは言うまででもない。
77人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れなっち - 私は、Withのショウゴ君が大好きでいつも夢中で読んでます(笑)。新しく更新されるのが楽しみです!これからも、頑張って下さい!! (2018年4月3日 20時) (レス) id: 88156fc748 (このIDを非表示/違反報告)
沙夜 - 明けましておめでとうございます!今年も楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2018年1月1日 23時) (レス) id: 1e2d0bec84 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - 可愛い男の子が大好きな兎♪さん» わざわざコメントありがとうございます!こちらこそリクエストありがとうございました!内容がグダグダになってしまい申し訳ないです…。これからもよろしくお願いします! (2017年12月5日 23時) (レス) id: 381b3b948f (このIDを非表示/違反報告)
可愛い男の子が大好きな兎♪(プロフ) - リクエストに答えて頂きありがとうございました!ショウゴ君、すっごく可愛かったです!これからも頑張って下さい♪ (2017年12月4日 23時) (レス) id: fc5d0f6652 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - 可愛い男の子が大好きな兎♪さん» コメントありがとうございます!楽しんで読んでいただけているようで嬉しいです!リクエストありがとうございます…!了解致しました!ご期待に添えられるよう、努力しますね! (2017年11月27日 23時) (レス) id: 381b3b948f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おこめ | 作成日時:2017年11月24日 0時