ヒ ミ ツ の関係 。 ［ 夢川ショウゴ ］

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ゆい｢ Aちゃん早く早く！ ｣


｢ ま、待ってー！ ｣





とうとうメインイベントの合同ライブが開催される時間となった。



私はゆいちゃんとらぁらちゃんに付いていくことにした。



…やっぱりWITHが参加するせいもあるのか、いつもの倍以上観客がいる気がする。





…こんな大勢の前でライブできるかなぁ。









『 トップバッターはWITH！！ 』






司会の声と共に歓声が広がる。



やっぱりWITHの人気は凄いなぁ。



そういえば、私WITHのライブを生で見るの初めてじゃ…？









目の前で歌を歌っているショウゴは映像で見るよりとてもかっこよかった。




ライブをしているショウゴの表情に私はまんまと惹かれてしまった。









｢ かっこいい… ｣






観客の声で自分の声でさえもよく聞こえなかった。






｢ 本当に、かっこいいよショウゴ ｣







こんなにかっこよくてキラキラしてるショウゴをみてファンにならない方が凄いと思う。




いつもは普通に話していたはずのショウゴがとても遠い人のような感じになってしまう。




それくらい、ショウゴの歌やダンスは凄かった。







･




･





ショウゴ｢ みんなありがとー！ ｣


アサヒ｢ ライブはまだまだ続くぜぇー！ ｣


コヨイ｢ まだまだ楽しんでね ｣









｢ 次はゆいちゃんだね！ ｣



ゆい｢ うん！ユメ頑張るね！お兄ちゃんに負けないくらい凄いライブにするんだから！ ｣


｢ その意気だよ！行ってらっしゃい！ ｣









『 ゆい！ 』





私がゆいちゃんを見送ると近くから聞き慣れた声が聞こえた。






ショウゴ｢ ゆい、しょぼいライブすんなよ！ ｣


ゆい｢ ユメ任せといて！ ｣




そして二人はハイタッチを交わした。





ゆいちゃんの背中を見送るショウゴの姿は優しいお兄ちゃんそのものだった。






何だかんだ仲良しなんだよね。






そんな二人の様子に微笑んでいるとショウゴは私に気付き、視線を向けられた。







…これ、逸らしたらいけないやつなのだろうか、




それとも話しかけていいのだろうか。







…そもそも話すことないし人も多いから下手に話しかけられないな。









結局、挙動不審になってしまった私の様子を見てショウゴはクスッと笑った。






ショウゴ｢ なーにキョドってんだよ、ばーか w ｣









ショウゴはいつもの暴言を私に吐き、こちらへと向かってきた。









…え、どういうこと？

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