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廊下にはクィディッチのポスターが山ほど貼られている。ポスターは応援よろしくな、とでも言いたげに私たちを見ている。通りすがりにレイブンクローの選手のポスターが私に向かって手を振ってくれた。
SJ「ヤー、そろそろ試合シーズンだね」
「そうですね、、多分今年もろくに観てる時間なんてないけど笑。」
SJ「ナムジュナはチームに入ってなかったよね？」
「そうです、ナムジュン先輩、クィディッチ苦手みたいで」
あんなに完璧なナムジュン先輩だけど、飛行訓練だけは本当に苦手らしい。毎授業で箒を折ってしまうため、彼は密かに破壊神と呼ばれている。
SJ「あー、だよね、よかったよかった、あいつにクアッフル投げさせちゃダメだよ、、死人が出る」
わざと身震いして見せるソクジン先輩。それを見たホソク先輩のポスターが、あははと笑い転げる。
SJ「今年もグリフィンドールが勝たせていただくよ」
「なっ、レイブンクローだって負けてませんよ？」
SJ「なんてったってうちにはジョングクがいるからね」
「そんなに強いんですね、ジョングク君」
SJ「ヤー、Aちゃんってば、ほんとにクィディッチ、興味ないんだね？」
ソクジン先輩の窓拭きボイスが廊下に響く。前から歩いて来た緑色のスリザリンのローブを着た寮生が、訝しげに私たちを見た。
「、勉学に忙しいもので、、笑。」
SJ「Aちゃんらしいよ笑。」
するとソクジン先輩がハッとした顔になる。
SJ「じゃあ、Aちゃん、ユンギヤのことも知らないんだね」
「、ユンギヤ、、？」
SJ「うん、ユンギヤ、ミン・ユンギ、スリザリンの監督生」
「あー、、確か、白蛇先輩、？」
そう言うと爆笑し始めるソクジン先輩。ホソク先輩のポスターも笑い出す。うるさい、。
SJ「あー、おもしろ、白蛇先輩って、笑。ヤー、ユンギヤは、白猫先輩だよ笑。」
「あ、、そうでした、」
これユリにも違うって言われた。本人に会うまでにちゃんと覚えなきゃ、。
SJ「なんか白蛇先輩もいいね笑。ユンギヤ、白猫先輩って呼ばれるの嫌みたいだから、今度、白蛇先輩はどう？って聞いてみるよ」
「あっ、ちょっ、それは、！」
私が慌てて弁明しようとするが、太った婦人の肖像画が見えて来た。ソクジン先輩は、じゃあねとウィンクすると肖像画の奥に消えていってしまう。
ソクジン先輩に告げ口されないことを願って、私はレイブンクローの寮へと急いだ。
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ROA(プロフ) - こちらの作品めちゃくちゃ好きです！更新楽しみにしてます(*^^*) (2023年4月23日 16時) (
レス) id: 2218b93292 (このIDを非表示/違反報告)
pomumu(プロフ) - 更新楽しみにしてます♡頑張ってください！ (2023年3月4日 21時) (レス) id: 04afad25a3 (このIDを非表示/違反報告)
ちむたん。(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます♪ (2023年3月4日 8時) (レス) @page47 id: bf8bcb5a74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずこしょう | 作成日時：2023年2月24日 1時
