5 ✩⡱ ページ45
スリザリン対ハッフルパフは、ハッフルパフの勝利で終わった。結局、私は試合を観に行かなかった。ホソク先輩やテヒョン君、ジミン君には申し訳なかったが、やっぱりユンギ先輩の顔を見ると色々深く考えてしまう気がしたからだ。
「はぁぁ、、」
部屋で一人ため息をつく。気分転換に本でも読みに行こうかな、。そう思って談話室のドアを開ける。
「、、！」
風に靡くサラサラの金髪。眠たそうに伏せられた目。陶器のように艶がある白い肌。
「、ユンギ、先輩、、」
ユンギ先輩が顔を上げる。
YG「、久しぶり、」
緊張しているのか、少し掠れた低い声が静かな廊下に響く。
「、お久しぶりです、」
この前見た冷たい瞳は、熱く揺れていた。
YG「んな、不思議そうな顔すんなよ、」
「いや、だって、、この前、、」
YG「、、だよな、、あー、、俺何してんだ、、だっせぇ、、」
頭を掻くユンギ先輩。白い頬は赤く染まっている。
YG「、試合、なんで見に来なかったの」
「あ、いや、ちょっと、忙しくて、」
俯く先輩。緑色のローブがサラサラと風に翻る。
YG「、、寂しかった、、」
「え、？」
YG「お前、いや、、Aが来なくて寂しかった」
そう言って私を見つめるユンギ先輩。心臓がドクドクと波打つ。一気に体温が上がった気がした。
YG「、だから、会いに来た、」
「、だから、、？」
「、、この前、聞いたじゃん、、用事なくても来ていいか」
そういえば、聞かれた。あの時の言葉なんて、社交辞令だと思っていたが本当に来てくれるなんて思ってもみなかった。
YG「、一緒に、ご飯、行かねぇ、、？」
「ごっ、ご飯っ、！？」
予想だにもしない言葉に面食らう。突然会いに来て何を言い出すかと思ったら、。
YG「ダメか、？」
「あ、いや、ダメってわけじゃなく、」
YG「、ジョングガとは行ってたのに、、」
「う、、。わかりました、、！行きましょう、！」
そう答えるとユンギ先輩は歯茎を見せて笑う。
今日は白猫みたいだ。
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ROA(プロフ) - こちらの作品めちゃくちゃ好きです！更新楽しみにしてます(*^^*) (2023年4月23日 16時) (
レス) id: 2218b93292 (このIDを非表示/違反報告)
pomumu(プロフ) - 更新楽しみにしてます♡頑張ってください！ (2023年3月4日 21時) (レス) id: 04afad25a3 (このIDを非表示/違反報告)
ちむたん。(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます♪ (2023年3月4日 8時) (レス) @page47 id: bf8bcb5a74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずこしょう | 作成日時：2023年2月24日 1時
