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『それでね、って…剛くん聞いてる?』

「あ…うん、聞いてる」

『うそ!よそ見してたもん。』

「ごめん。笑 あそこにクレープ屋さんあったからさ」

私の彼、松本剛くんは
根っからの甘党で。
こうしてデートしていても
スイーツのあるお店を見つけると
決まって目線がそっちに移る。

『…食べたいんでしょ』

「よくわかったね、行こ」

『何でもお見通しだからね』

「Aさん、さすがです」

『バカにしてない?笑』


クレープを売っているキッチンカーからは
甘い香りが漂っている。
いちごチョコのクレープひとつ、と頼む剛くんは
野球をしている姿とのギャップがあって
なんだかとっても可愛かった。

.
.

幸せそうな君を ずっと見ていたい

.
.

『剛くん、一口ちょうだい』

「いいよ、はい」

『そうじゃなくて』

「え?」

『…あーん、して』

「まじ?いいけど、」

『んふふ、倍美味しくなった』

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設定タグ:北海道日本ハムファイターズ , プロ野球   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:みいたす | 作成日時:2018年5月21日 0時

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