One day in winter 2 (ページ4)

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あれから急いでトイレに向かった。

エレベータを待つのもできなくて、階段を下る。

「…っ、んん、……っぅあ、！」

パンパンに張ったお腹が苦しい。

誰も居ないのをいいことに、ぶすぶすとガスを出す。

でも余計に出したくなるだけで、
降りてきた中身がもう肛門のそこまできてた。

ヤバいかも。
早く、早くトイレ。

そうしてやっとたどり着いた一階下のトイレには、

──清掃中の立て看板。

さっと血の気が引いて、冷や汗が滲み出る。

どうしよ、もう無理かも。

慌てて別のトイレに向かうも、
高まりきった排泄欲は言うことを聞かない。

ぐるるる、と動き始めるお腹は、
もう排泄を始めようとしてた。

「…、っ…や、っばい……ぁ、あ…ぅ……！」

もう我慢なんて効かなくて、
膨らみ始めるパンツが排泄を物語ってた。

普段使われないような廊下の、隅っこ。

トイレ以外の場所で大きい方をしてしまった。
服も、……出してしまったコレも。
どうしよう。

大人になってこんな失敗してしまったと思うと
じわじわと涙が溢れる。

泣いてる場合じゃないのに。

だから、照兄の電話にも出てしまった。
とにかく誰かに頼りたかった。優しくしてほしかった。

俺は、恥ずかしさを全部捨てて洗いざらい全てを話した

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