【銀魂】意 地 っ 張 り【沖田総悟】

7.リレー ページ9

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続くリレーも、現在


【なんとか】


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『ゼェ…ハァ…ゼェ…よろしくお願い……って…うおっと！！』



沖田くんと私の距離、僅か数m



やっと止まれると思い気を抜いた瞬間…



【ザザザァー】



「Z組！転倒してしまいました！！」




いえ、




違います




顔面スライディングの間違いです



沖田「ちょっ……大丈夫ですかィ？」



血だらけの私を見て、ドン引きしている彼



けれどトン引きしてる場合では無いぞ沖田君



このバトンを持って1位で走らなければ



『や……本当…大丈夫だから、走って下さい』



沖田「チッ…保健室行ってろ」



そう言って私よりも何倍も早く走る彼



どんどん他の人を引き離していく



良いなぁ…本当…心底、羨ましい



一位でゴールを切る彼を横目に保健室に向かってく





が、扉を開けても誰も居ない



体育祭だよ？私みたいな運動音痴も世の中に居るんだよ？月詠先生…



重い溜め息を吐いて、消毒液と絆創膏を探すため棚を開けると



沖田「オイ、根暗運痴」



目の前に、先程一位でゴールした沖田くんが居た



『何の用ですか血塗れになった私を馬鹿にしに来たんですか？そーですか』



そう言ってソファにドカッと座る



沖田「どんだけひねくれてんでィ……絆創膏と消毒液貸せ」



彼が手当てしてくれるのだろうか…


けれど…



『いい、自分でやります』



それくらい自分で出来るはず



沖田「来てやった意味がねぇじゃねェか」



『良いじゃないですか、様子を見に来たってだけで』



沖田「ったく…面倒くせェ女でさァ」



そう言って彼は私の腕から無理矢理ん消毒液と絆創膏を奪い取る



『沖田くんってば横暴』


沖田「それ辞めろ」


『それって何ですか？』



意味が分からず聞き返す



沖田「君付け」


『あぁ…じゃあ……総悟？』


沖田「まぁ、それでもいいでさァ…後、敬語も辞めろ気持ち悪ィ」



そう言いながら、私の足を手当てしてくれている彼の顔をまじまじ見る



やっぱり綺麗な顔してる



そんなこと言ってやんないけど



どうせ人生で何回も言われた事だろうから



『総悟の不細工』



沖田「あ？」



『冗談だって』



総悟が不細工だったら、世の中の人全員が不細工になっちゃうし




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