【月島蛍】恋するオトメ。 (ページ1)

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girl☆in☆love… ページ1

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朝、まだ多少眠気の残る中、僕は体育館のネット張りをしていた。

月島「王様、ちゃんと持ってくれない？」

影山「ああ？お前だってちゃんと引っ張れよ！」

そう、アイツが来ないから、王様と。

月島(何してんだよ…)

俺は舌打ちして時計に目をやる。

日向「A遅いなぁ～」

月島「どうせ、寝坊でしょ」

日向「なんでわかるんだよ」

月島「さぁ？」

ネットを張り終わり、ポップを持った日向へ馬鹿にしたような笑みを向ける。案の定、不貞腐れた。

そんなチビを横目に、もう一度、時計の方に視線を送ると…

体育館の扉が勢いよく開かれた。

『お、遅れて！すみませんっ！』

そこに居たのは、いつも以上に寝癖の付いた烏野高校マネージャーの如月A。

『ね、寝坊してしまいまして……』

そう言ってヘラヘラっと笑い、頬をかいている。

『清水先輩もすみませんでした！ご迷惑をおかけしました…』

清水「ううん、大丈夫だよ？誰だって、ミスはあるから？ね？」

『清”水”ぜ”ん”は”い”いぃぃぃ』

清水「なっ、泣かないで…」

そんなAの姿を見て、大地さんは苦笑いしている。

月島「馬鹿…いい加減泣き止みなよ…」

『あ！月島くん！おはよう！今日もかっこいいね！』

俺は溜め息を吐く。

この返しに慣れてしまった自分が怖い。

月島「…どうせ、録画してたドラマ、遅くまで観てたんでしょ…」

『え！なんで知ってんの？！』

月島「昨日自分で言ってた」

『そうだっけ？！』

月島「忘れたの？」

「本当、馬鹿だね」と付け加えれば、笑いながら『月島くんに馬鹿って言われるなら、むしろ本望です！』と返された。

菅原「如月の好き好き症候群も、末期だな…」

月島「はぁ……」

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