ハプニング* ページ3
・
『あ”〜極楽ぅ』
エマ「あはは！Aおじさんみたい！」
お風呂場に私とエマの声が響く。
数分前、私とエマは泥遊びをしていたからだ。
案の定、ノーマンには苦笑いされ、レイには馬鹿にされた。
エマ「怒られちゃったけど泥遊び楽しかったね！」
『ね！また、したいなぁ〜』
そう言って私は、お湯の中に深く入り、ブクブクっとお湯を泡立てた。
エマ「私達、まだぺったんこだね」
『………うん。』
自分の胸を見て涙を流す。
エマ「私、上がろっかな〜のぼせちゃった」
『………うん、先上がってていいよ〜』
私はもう少しだけ湯船に浸かっていることにした。
『上がろっ…』
エマが上がって数分もたたない内に上がることにした私は体をタオルでよく拭いて、着替えようとしたのだが………
『無いっ！！』
着替えが無かった。
考えに考え、バスタオルを巻いて素早く持ってくる事にした。
『着替え着替え着替え着替え…っと！わぁ！』
廊下を走って角を曲がろうとしたとき、誰かにぶつかってしまった。
『……ったた…ごめん！』
謝って顔を上げるとそこにいたのはノーマンだった。
ノーマン「ちょっ…タオル一枚で何してるの？！」
『き、着替え持ってくるのわすれちゃって……』
レイ「おい、ノーマン行かねーの？……って何してんのお前。」
向こうから歩いてきたレイは私を見て顔を歪ませた。
『着替え持ってくるの忘れたの！！』
レイ「んで怒ってんだよ…まぁ、でも俺達が着替え取りに行くわけにもいかねーし」
『え……何で？』
レイ「は？」
てっきりノーマンとレイが取りに行ってくれるかと思っていた私はあっけらかんとする。
ノーマン「A、女の子でしょ？下着とか男の子に持たせたら嫌じゃないの？」
『あ〜』
ノーマンの言葉に半分は納得出来たのだけれど…
男の子とかそういうの以前に……
『家族だし！良いよ！
持ってきて！』
【もはや家族。】
レイ「アイツ、あんなんで将来大丈夫かよ…」
ノーマン「先が思いやられるね…」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チヨ | 作成日時：2019年7月5日 23時
