【約ネバ】NEVER*LAND【短編集】 (ページ1)

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日常* ページ1

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ぴったり６時

ハウスの朝は鐘の音で始まる

のだが……

『ぶへらっ！！』

ノーマ「A～起きてぇー！！」

ラニ「起きないと食っちまうぞぉー！」

私の朝は弟達に叩き起こされて、始まるのです。

『え～それは勘弁……んぁああ！！！痛い！痛い！ほっぺた伸びるぅううううう』

仕方なくベットから降りて、赤くなっているであろうほっぺたを擦りながら弟達妹達の朝の準備を手伝っていく。

施設での暮らしも１０年、気付けば最年長となってしまったのだからしょうがない。

「お化けだぞぉー！！！」

「ぎゃあああ！！！」

『ちょっとぉ…遊ばないでぇ…』

「お前も我がゴースト団に仲間になるなら止めてやろう！」

『うん、なるなる……だから着替えよ』

白いシャツを被ってお化けの真似をする弟に寝ぼけながらあしらって妹のアリシアの服を着せてゆく。

そして、私と寝坊すけ同盟を組んでいるジャスパーをおんぶして部屋の皆と食堂に向かう

『おはよ～ノーマン、レイちゃん』

ノーマン「おはよ！A！」

相変わらずの爽やかな笑顔で返してくれるノーマンとは裏腹に、

「ちゃん付け止めろ」と言って私のほっぺたをつねるレイ。

弟達の比じゃない。とにかく痛い。

『いひゃい。』

レイ「痛くしてんだから当たり前だろ」

『ねぇ？女の子だよ私。』

やっとほっぺたの痛みから解放され、ギロリとレイを睨む。(白目)と、「睨めてねーよ、白目になってる」軽く馬鹿にしたように笑うレイ。

兎に角、腹立つ。

ノーマン「まぁまぁ朝から言い合いしない、ね？」

『まぁ、ノーマン様が言うなら…』

レイ「イヤ、俺との差。」

【ノーマン様の力は偉大なり。】

『エマぁー！レイがねぇー？』

レイ「オイ、いい加減にしろ」

『い”だだだだだ！！！！』

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